今からできる理想の自分になるためのセルフトークの方法とは?

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朝起きて、今日は大切な会議があると思い出したときに、「少しでも会社を良くするために積極的に意見を発表しよう」「自分がこの会社を良くするんだ」と心の中でつぶやく人もいれば、
「どうせ自分の意見なんて誰も興味を持ってくれない」「なるべく何もせずに時間が過ぎるのを待とう」と心の中でつぶやく人もいます。

こうした「心の声」を「セルフトーク」と呼び、あなたの自分自身のイメージ、つまり「セルフイメージ」を形成しています。

日頃はあまりセルフトークを意識していないと思いますが、ネガティブなセルフトークはより自分をネガティブで不安なものにしてしまいます。
一方、このセルフトークを変えることで、理想の自分に近づくことができるのです。

今回は、「理想の自分になるためのセルフトークの方法」について詳しくお伝えしていきます。


1. セルフトークとは?

セルフトークは「独り言」のようなものです。
実際に口に出すこともありますが、その多くは心の中でつぶやかれます。

私たちは日頃、どのような言葉を自分自身にかけているのでしょうか?

セルフトークは大きく分けると、「ポジティブなセルフトーク」「ネガティブなセルフトーク」の2つです。

【ポジティブなセルフトークの例】
・チームで励まし合いながら成果を出すのは楽しい
・自分が話すと雰囲気が明るくなる
・努力すれば必ず目標は達成できる
・今日は何かいいことがありそうだ
・私はたくさんの経験を積んで起業し、経営者として活躍する
【ネガティブなセルフトークの例】
・つまらない仕事だが、生活するためには仕方がない
・職場の同僚はきっと裏で自分の陰口を叩いているだろう
・自分は愛想笑いが下手だ
・努力しても将来なんてたかがしれている
・今日も何か嫌なことがありそうだ

人は1日に6万回も思考していると言われています。

こういったセルフトークが日々積み重なって、「自分はこういう人間だ」というセルフイメージが形成されていくのです。

つまり、セルフトークは、その人の「性格」「自己肯定感」「自己否定感」に大きな影響を与えているということになります。

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2.ネガティブなセルフトークがもたらすこと

2-1.人は自然とネガティブなセルフトークになる傾向がある

危険を事前に回避するためには、常に「もしも」の出来事を想定しておく必要があります。

「ここに踏み込むと襲われるかもしれない」「これを食べたら病気になるかもしれない」、このようなイメージ力があったからこそ、私たちの祖先は過酷な生存競争の世界の中を生き抜いてくることができたのです。

つまりリスク回避のためにはネガティブ思考は必要不可欠ということになります。

実際に楽天的過ぎると、自分の身体や健康に対しても注意を怠り、暴飲暴食や生活習慣病などで寿命が短くなります。

2011年、カリフォルニア大学ハワード・フリードマン教授によると、
「楽天的で慎重さに欠ける人ほど早死にした」
という実験結果が発表されています。

そのため、人は自然とポジティブなセルフトークよりも、ネガティブなセルフトークの方が強くなる傾向があるのです。

ネガティブなセルフトークをしてしまう自分自身をすべて否定する必要はありません。

ただし、「必要以上にネガティブトークが強い」「ネガティブトークばかりを心の中でつぶやいている」という状態であれば問題です。

もしかすると、それが理想の自分から遠ざかる原因になっている可能性があるからです。

2-2.ネガティブなセルフトークはネガティブなセルフイメージを作り出す

「何を話ししても相手に響かないな」
「思ったことを言葉にしているのに、いつも誤解されるな」
「自分が話をすると、みんなつまらない顔をしている気がするな」

もしこんなネガティブなセルフトークを毎日何十回、何百回と心の中でつぶやいているのだとしたら、「自分には伝える力がない」「自分は話をするのが苦手だ」「自分が話すと相手を不愉快な気持にさせる」という自己評価になっても仕方ありません。

ネガティブなセルフトークが積み重なっていくと、ネガティブなセルフイメージが形成されていくのです。

ネガティブなセルフイメージが、もちろん行動にも大きな影響を与えることになります。
話をするという行為に対して不安持ち続け、常に臆病になって逃げるようになってしまいます。

結果として成長する機会を失い、さらに話をすることに対して苦手意識が強くなっていきます。

それは「なりたい自分の姿」でしょうか?

もし理想の自分が、「積極的なコミュニケーションで円滑な人間関係を構築し、周囲に信頼されるような人」であれば、まさに真逆の状態です。

理想の自分になるために、このネガティブなセルフトークを改善していかなければなりません。

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3.理想の自分になるためのセルフトークの方法

3-1.自分のセルフトークを書き留めよう

セルフトークを書き出す
それではどうすればセルフトークを改善し、理想の自分に近づくことができるでしょうか?

まずはどんなセルフトークをしているのかを知る必要があります。
自分が普段、どんなことを心の中でつぶやいているのか、客観的に分析するためにも、ノートに書き出してみましょう。

ポジティブなものなのか、ネガティブなものなのかは気にする必要がありません。まずはどんどん書き出します。場面ごとに思い出してみてください。

  • 朝起きたとき
  • 出勤中
  • 出社して他の社員と顔を合わせた時
  • 会議中
  • 接客中
  • 上司への報告中
  • 退社時
  • 帰宅してから

思いつくまま書いていきます。

書き出したものをポジティブなものと、ネガティブなものに分別していきます。

分別していくことで「こんなにも多くのネガティブトークをしていたのか」と愕然となるかもしれませんが、落胆することなく、慌てずにひとつひとつじっくりと対処していくことを心掛けてください。

3-2.理想の自分をイメージする


優先して対処すべきなのは、理想の自分と逆行し、かけ離れたネガティブなセルフトークです。
優先順位をつけるためには、理想の自分を明確にしておく必要があります。

ゴールを設定するのは他の誰でもありません。自分自身です。
今の自分には到底無理だと思っても、諦める必要はありません。遠慮することなく、なりたい自分をイメージするようにしましょう。

そして今後は、ゴール側の自分の視点から考えていくようにします。

「話すのが下手だから無理」というのは、今の自分の立場だけを見ています。
そうではなく、理想とする未来の自分を見て、「では、どうすればいいのか?」を考えるのです。

【理想の自分をイメージする以前】
何を話ししても相手に響かない⇒自分には伝える力がない

【理想の自分をイメージしてから】
積極的なコミュニケーションで円滑な人間関係を構築できるようになるためには⇒話が上手な人はどうやっているのか真似をして伝える力を高めよう

こうして、ネガティブなセルフトークによって束縛されていた状態から解放され、ポジティブなセルフトークが生み出され挑戦ができるようになります。

3-3.今の自分を肯定的に受け止める

「今の自分は伝える力がない。理想の自分とはほど遠いからダメ」ということではなく、
「今の自分は、話が上手な人はどうやっているのか真似をして伝える力を高めようと努力しているのだから、理想の自分にどんどん近づいている。よく頑張っている」
このような認識を持つことがポイントです。

これはつまり、今の自分を肯定的に受け止めるのです。

すると、仮に辛いことや悲しいことを体験したり失敗や挫折を経験しても、それは自分にとっていい経験なのだと解釈することができます。
成功するためには何が必要なのか、失敗をしっかりと見つめ、そこから学ぶことができるのです。

そうしたことが自然と理想の自分に近づくことにつながります。

昨日よりも成長している点があれば、例え誰にも気づいてもらえなくても、自分自身で褒めてあげましょう。

完璧主義の方だとなかなか難しいかもしれませんが、もっと気楽に、理想の自分に向って少しずつでも前進している自分を認めてあげることが大切です。

そうすれば、今まで以上にたくさんのポジティブなセルフトークが生まれてきます。

ポジティブなセルフトークが増えるということは、ネガティブなセルフトークが減っていくということです。そうすれば当然、心理状態も行動も大きく変わっていきます。

3-4.「ありがとう」を口癖にしよう

ありがとうと伝える

なかなか今の自分を肯定的に受け止められない人は、「ありがとう」という感謝の言葉を意識して使っていきましょう。

コーチングの創始者とも呼ばれるルー・タイス氏は「言葉が人生を決定する」と述べているとおり、言葉には強い影響力があります。

感謝の言葉の力は絶大です。自分自身にも、相手にも、そして自分を取り巻く環境にもポジティブな影響を与える力があるのです。

他人の短所ばかりが目についていた人も、ありがとうを意識するようになれば、自然と相手の長所に目が向くようになります。

その習慣は自分に対しても同じ効果があり、自分の短所よりも自分の長所をクローズアップする癖に繋がっていきます。
感謝の言葉を口にすることを続けていくことで、今の自分を肯定的に受け止めることができるようになるのです。

3-5.アファメーションを行う

ポジティブなセルフトークが増えれば、ポジティブなセルフイメージが形成されるということはお伝えしました。

より確実に良いセルフイメージを形成するためには、意識的にポジティブなセルフトークをしていくことです。

具体的には、理想の自分に近づいているということを自分に言い聞かせます。このように自分自身に肯定的な宣言を行うことを「アファメーション」と呼びます。

「人生はポジティブな方が上手くいく」と頭でわかっていても、心の中はネガテイブな人は多いのではないでしょうか?

これは、いくら頭の中で思っていても潜在意識が納得していないから起こるものです。

潜在意識は過去に経験したことや考え方などが蓄積されていて、私たちが意識せずとも常に動いています(ちなみに、私たちが普段意識している「顕在意識」は全体の意識の10%に過ぎないのです!)。

潜在意識

ですので、これまであなたがネガティブな思考していたのであれば、潜在意識の中にネガティブな思考が刻まれているので、いくら「ポジティブになろう!」と思っても難しいのです。
心からポジティブな言動などできません。

アファメーションは強力な自己暗示であるため、理想の自分のイメージが潜在意識に刻み込まれ、セルフイメージを上書きする働きをしてくれます。

ポイントになるのは、ゴールの自分を意識しながら、今の自分も肯定していくことです。

【アファメーションの例】
「私は今、積極的なコミュニケーションで円滑な人間関係を構築している途中にいる」
「私は誰とでも良い関係を築くことができる」

こうした自分への宣言を朝晩毎日3回ずつ、鏡に映る自分の目を見つめながらはっきりと言葉にしましょう。

時間はかかりますが、あなたの思考は確実に変化していくことでしょう。

アファメーションの詳しい方法はアファメーションで願いを実現させる方法と実践するときの注意点をご覧ください。

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まとめ

理想の自分に近づいていくことはできます。その可能性を自分で潰すことはやめましょう。ネガティブなセルフトークをポジティブなセルフトークにしていくことで、セルフイメージも行動も変えていくことができるのです。

ぜひポジティブな言葉のシャワーを、自分にも周囲にも浴びせることができるようになってください。未来は必ず良い方向に変わっていきます。

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