目標を定めて努力しているけれど、なぜだか違和感を覚えて成果が出ないということはありませんか?
- 頑張っているけれど収入が増えない
- 起業したいと思っているのに結局なにもできずにいる
- 素敵な人と付き合いたいのに、今はひとりぼっち
などです。
これは、あなたの「セルフイメージ」が低いことが考えられます。
セルフイメージとは、「自分自身の価値を、どのように感じているのか」というものです。
セルフイメージが低いということは、
(頭の中)起業して成功できる→(自分の心)そんなこと不可能だ
(頭の中)あの人と付き合いたい→(自分の心)自分には不釣り合いだ
といったように、頭の中で考えていることと自分の心がバラバラになっていることが考えられます。
しかし、セルフイメージを高めることで、「人生は変わる」といわれています。
セルフイメージを高めることができれば実力を発揮できるようになり、人生を前向きに生きている人たちとの関わり合いも増えてくるからです。
もちろん、収入アップや昇進などの成果にも繋がっていくのです。
しかし、このセルフイメージをおろそかにして、目標ばかりを追い続ける人も多くいます。
それでは努力してもなかなか成果を出すことは難しいでしょう。
今回は、セルフイメージとはどのように形作られるのか、どうすればセルフイメージが高められるのかについてお伝えしていきます。
成果が出せない、継続できない、といった悩みを持っている人にはぜひ読んでいただき、人生の転換期にしていただきたいと思います。
この記事の目次
1.セルフイメージとは何か?
1-1. セルフイメージは、どのように形作られるのか
セルフイメージとは、冒頭で述べたように「自分自身の価値を、どのように感じているのか」というものです。
例えば、
「自分はやればきっとできる」と思い込んでいる人もいれば、
「自分は努力してもきっと成功しない」と思い込んでいる人もいます。
そして、「きっとできる」と思って挑戦するのと、「きっとできない」と思って挑戦するのでは、明らかに結果に差が出てくるのです。
同じような能力の持ち主でも、発揮できるパフォーマンスが変わってくるからです。
しかし、「きっとできる」と思って挑戦した方がいいのに決まっているのですが、頭でそう考えても心は逆方向を向いていることがあるというのが、セルフイメージを扱う際の難しい点です。
例えば冒頭で述べたように、頭の中では「きっとできる!」と思っていても、心では「難しいだろう」と思っているような場合です。
なぜこのようなことが起こるかというと、
セルフイメージは意識レベルで本人が知覚できる割合が10%ほどだと考えられられているからです。
つまり、セルフイメージはそのほとんど(90%!)が意識下の無意識、つまり「潜在意識」にあり本人でも知覚できていないのです。自覚していないともいえます。
そして、過去のトラウマや失敗体験はこの潜在意識に刷り込まれていることから、セルフイメージは自分ではコントロールすることができません。
本人としても、このことが重大な問題として、セルフイメージの形成に影響を及ぼしているとは考えていません。
そのため、上記のような頭の中の考えと、心の気持ちに違いが出てしまうのです。
1-2. セルフイメージが低いことによる影響
- 自分はだめだ
- うまくいくはずがない
といったことが潜在意識にプログラミングされていると、セルフイメージは低くなります。
1-1でもお伝えしましたが、セルフイメージが潜在意識にあることから、セルフイメージが低い人は自分が「セルフイメージが低い」ということに気づいていないケースが多いです。
では、セルフイメージが低いとどのような影響があるのでしょうか?
例えばビジネスシーンで考えてみましょう。
営業マンが成果を出そうとして何をすべきか考えます。
もちろん良好な人間関係の構築は必須です。
そのために積極的に相手に話かけたり、接点を持つことが有用になりますね。
さらに効率を上げるために、成功例から学んだり、ビジネス書を読んだりすることでしょう。
このように具体的に何をすれば成果が出るのかわかってはいるのですが、
セルフイメージが低いと、潜在意識の中で「自分は価値がない」「自分では成功しない」という強い思いが渦巻いています。
それが挑戦を躊躇させたり、否定的な結果に対して過剰に反応してしまうことに繋がるのです。
失敗から学ぶことの重要性はわかっていても、やっぱり自分では無理だったかと失望し、諦めることになります。
逆に、セルフイメージが高い人は「今回は失敗だったが、自分ならきっと成功できる」、「相手の意見は成果にどのように結びつくのか」というように、常にポジティブに受け止め、前進していくことができます。
以下では実際にセルフイメージを高めるための方法をお伝えしていきます。
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2.セルフイメージを高める方法
2-1.根本的にセルフイメージを低下させているトラウマの対処
セルフイメージが低いと、どちらを選択すれば成果を出せるのかわかっているのに、マイナス思考になったり、すぐに諦めたりしてしまいます。
1-1で、過去のトラウマや失敗体験によってセルフイメージが低くなっている可能性があることがあるとお伝えしました。
例えば、常に「孤独を感じる」「自分を無価値に感じる」という思いが、自然と沸き上がってくるのであれば、根本的な解決をしていく必要があると考えるべきです。
しかし、意識化すると自我が崩壊する恐れすらあるのがトラウマなので、自分独りで扱うと危険です。
そうした場合、専門の知識やスキルが必要になるので、カウンセリングやセラピーを受けると効果的です。
もちろん、自分の力で少しずつセルフイメージを高めていくことも可能です。
その場合は、焦らずに小さな成功体験を積み上げていきましょう。
「自分もできる」という自信を潜在意識に根付かせるために、「完了の習慣」を身につけていくのです。
具体的には、毎日やろうと思ったことをリスト化し、それをひとつひとつ確実に完了させていきます。
- 朝20分のストレッチをする
- 出勤したら机上を拭く
- 笑顔で挨拶する
といった簡単なもので充分です。
そして、これらを毎日日記に書き留めていくとよいでしょう。
そうすることで徐々にあなたの中に「成功体験」が蓄積されていき、セルフイメージを高めていくことができるのです。
2-2.自分を大切な存在と感じること
セルフイメージを高めるために重要なことは、「自分を大切に感じることができるか」ということです。
- 自分は成果を出していい存在だ
- 自分は受け入れてもらえる存在だ
- 自分は幸せになってもいい存在だ
という認識が、潜在意識にあるセルフイメージを改善していきます。
それでは、潜在意識に対してどのような働きかけが有効的なのでしょうか?
セルフイメージが低いと、どうしても、「相手にしてもらえなかった点」に注目し、ネガティブな感情が生まれます。
ですから、「感謝すべき点」にフォーカスできるよう、毎晩寝る前に感謝すべき出来事をメモするといった工夫をしてみましょう。
「幸福を感じる」ことで、セルフイメージは高まっていきます。
また、「自分ならできる」と自分自身に肯定的な宣言をする「アファメーション」もセルフイメージを高める効果があります。
セルフイメージが低いと、「自分ならできる」と言っても自分の内側に反発する力が発生してきますが、「自分は成功してもよい」と自分を許可してあげましょう。
自分の「長所や誇れる点」をリスト化していくことも、改めて自分の価値を確認できる方法です。
ただし、他人と比較するような項目は含まないようにしましょう。他人と比べて生まれる成功体験では、セルフイメージは高まりません。
比較すべきなのは過去の自分です。
「以前の自分はこうだったが、経験や知識を得ることによってこのように成長した」ということを誇ってください。
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3.セルフイメージを高める際の注意点
3-1.接する人によってセルフイメージが変わってしまう
セルフイメージは、過去の経験によって形作られるものですが、現状の環境にも影響を受けることになります。
ですので、あなたが現在どのような人たちと接しているのかという点は注意が必要です。
周囲の環境によっては、セルフイメージを高めようと工夫しても、知らず知らずのうちにどんどん低下している可能性があるからです。
良い影響を受けようと考えたら、前向きに生きている人たちと積極的に交流すべきです。
肯定的な人たちのポジティブな面やアクティブな面に支えられたり、助けられることが多くなるでしょう。
それだけ感謝すべき項目も増え、セルフイメージ向上に良い影響を与えるのです。
注意しなければいけないのは、逆に周囲にマイナス発言する人たちばかりの環境にいるケースです。自分はマイナス発言をしていなくても、ネガティブな影響を受けて、セルフイメージは低下していきます。
自分がどのような環境にいるのか、しっかりと把握しておく必要があります。
もし周囲の環境が変えにくい場合は、「モデリング」が効果的です。
モデリングとは簡単にいうと「あなたが理想とする人物に真似をする」ということです。
対象は憧れの人でも有名人でも、映画の主役でも構いません。
その際、その人物の仕草だけでなく考え方も徹底的に観察して真似をします。
モデリングをすることで言動が自信に満ちるだけでなく、心境も驚くほどポジティブな影響を受けることができます。
3-2.セルフイメージを高めすぎると傲慢になる
成功体験を積み上げていけばセルフイメージを高めることができますが、最適なセルフイメージを維持できるようになるわけではありません。
そこには、協力者への感謝の気持ちが必要です。
感謝の気持ちが弱い状態で自信過剰になると人は傲慢になります。
その成功を威張るようになり、他人への態度も横柄なものになってしまいます。
これは相手と比較し、自分の優越性を感じているからです。
周囲に対して否定的になることで、自己肯定してもセルフイメージの最適化はできません。
健全にセルフイメージの向上をしていかなければ、セルフイメージを高めすぎて問題を発生させることになるのです。
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まとめ
セルフイメージは自分の根本の問題です。これを変えていくことは容易なことではありません。
ですので、焦らずじっくり取り組んでいきましょう。
少しずつ成功体験を増やして自信をつけ、周囲に感謝することを通じて幸福を感じていきましょう。
こうすることによって、セルフイメージは健全に高まっていきます。
セルフイメージが最適化されれば、自分を大切にできるだけでなく、家族や、会社や、社会も大切にできるようになります。
周囲に良い影響を与える存在になることができるのです。
誰もが、その存在になることができます。もちろんあなたもです。ぜひ、未来を変えていきましょう。