人生の目標があれば、人生にハリが出てきて充実したものになります。
しかし、「人生の目標なんて、どうやって決めるの?」「どんなものを目標にすればいいんだろう」と悩んでしまう方が多いのも事実です。
そこで、ここではわかりやすい具体例を交えながら、人生の目標を見つける方法をご紹介します。
どれも今すぐにできるものなので、この記事を参考に、人生の目標を見つけてみてください!
この記事の目次
1.人生の目標を見つける5つの方法
「人生の目標を作るのは大変そう」と思うかもしれませんが、実は今すぐできる簡単な方法で、目標を見つけることができます。
もし、「人生の目標が見つからない!」と悩んでいる人は、次の5つを試してみてください。
- 制約を気にしない
- やりたいことをひたすら書く
- 好きなことは積極的に挑戦する
- 流行やニュースにアンテナを張る
- 感動するできごとに触れ合う機会を持つ
どれも簡単にできるものです。それぞれ詳しく説明していきますね。
1-1.制約を気にしない
人生の目標を考えるときは、制約を気にしないことが重要です。
ついつい目標を考えるときに、「お金が足りない」「年を取りすぎた」「時間がない」など、自分自身で制約をつけてしまいがちですが、こうした思考はワクワクする目標を生み出せません。
子どもの心に戻って、自由に発想してみましょう。
例えば、「自由な時間が無限にあるなら、何をするか」「ドラえもんが何でも道具を出してくれるなら、何をするか」と自分に問いかけると、本当にしたいことを考えることができます。
そうして広い視点でイメージを膨らますことで、本当にあなたにとって「やりたい!」と思えるような目標が見つかるのです。
1-2.やりたいことをひたすら書く
人生の目標を見つけるときは、やりたいこと、挑戦したいことをとことん書き出しましょう。
用意するのは以下の2つだけです
- 色ペン数本
- 大きめの紙
書き出すときは、集中できるよう他の人に邪魔されない場所で、好きな色のペンを使い、大きめの紙に書き出すのがポイントです。そして、10分~15分で、100個以上書くことを目標にします。
最初の数十個までは、「ジムに行って、身体を作りたい」「旅行に行きたい」「お金がもっと稼げるようになりたい」など、普段考えていることしか出てきません。
「もう願いなんてないよ・・・」となったときは、ペンの色や持つ手を変えてみてください。
そうすることで、これまでアウトプットしていた脳の使い方が変わり、思いつかなかったようなことが思いつくようになります。
そして、とことん考えて書き出して行くと、「そういえば、昔は自分で飛行機を飛ばすのが夢だったな」と心の奥にある願望が出てくるのです。
ポイントは、この心の奥底にある願望を出すということです。
やってみればわかりますが、100個もやりたいことを書き出すことはとても難しいです。しかし、それによって人生の目標を見つけるきっかけにもなるので、ぜひ取り組んでいただきたいです。
書き出すこと自体はすぐに取りかかれるので、今からでも試してみてください。
1-3.好きなことは積極的に挑戦する
人生の目標を見つけるには、とことん好きなことに挑戦することが大切です。
大人になるとつい周りの目を気にしてしまいがちです。しかし、家族や友人、職場の人など、周りの目を気にして他人に無理やり合わせてしまうと、自分が本当に何をしたいのか分からなくなってしまいます。
また、1-1で紹介したような制約もここでは考えないようにしましょう。
時間やお金、年齢などは、好きなことをするのにほとんど関係ありません。
もちろん、高額なお金を投資するようなギャンブルや法や道徳に触れるようなことは避けるべきですが、普段から気になっていることはどんどん挑戦してみることです。
興味があることや好きなことに積極的に取り組むことによって、「もっとこうしたい!」と目標が次々に生まれてくることがあります。
1-4.最新の情報にアンテナを張る
普段から流行やニュースにアンテナを張っておくことも重要です。
最先端の情報にアンテナを張り視野を広げておくことで、思わぬところからチャンスや興味が振ってくることもあるからです。
また、新聞を読んだり、気になるワードがあればそれに関する本を読むことも効果的です。
例えば「学生の頃は、この道の国家資格がなくて、食べて行けなさそうだからやめた」と心のどこかであきらめていたことが、法律が変わって国家資格が生まれることもあります。
最近では、2017年に心理学分野で初めての国家資格である「公認心理士」が誕生しました。こうしたことは普段からアンテナを張っておくことで意識的に見つけることができます。
毎日なんとなくテレビやネットを見て過ごしている、という方も多いかと思いますが、そうするとなかなか自分にとって価値のある情報に気づくことができません。
情報にアンテナを張っていることで、どんどん新しい情報が入ってきて、ふとしたときに「これだ!」というものが見つかるのです。
好奇心や探究心を刺激して、自分の感受性を生かしておくようにすることが大切です。
1-5.感動する出来事に触れ合う機会を持つ
人生の目標がないとき、積極的に感動する出来事に触れ合う機会を持つようにしましょう。
例えば、いつもテレビでしか見ていないサッカーなどのスポーツ観戦を実際に見にいくのも方法の一つです。
これは何も「サッカーに関する目標を作る」ためではなく、感動するできごとに会うことで、感受性を今よりも磨くことができるために行います。
感受性が磨かれると、「あ、これもやって見たい!」と興味の幅が広がることにつながるため、目標を描くことができるようになります。
働いている方であれば、毎日職場と家の往復だけで1日が終わることも多いでしょう。しかしそれでは人生の目標を見つけるために必要な感受性を磨くことができません。
感受性が磨かれないと、どうしても凝り固まった考えしか出てこないのです。ですので、なるべく休日は感動する出来事に触れることを意識してみてください。
もちろんサッカーなどスポーツ観戦に興味がない人は他の感動できるものを行ってみてもいいです。
行ったことのない地域や国に旅行をしてみたり、本物の芸術に触れたりするなど、あなたがいいなと感じるものに触れてみてください。
いずれにしても、日常では味わうことのできない感動を受けることが大切なのです。
人生の目標を設定するには、「もっと人生を楽しくするには、どうすればいいのか」と考え続けるための心の余裕や感覚が必要だということです。
1.制約を気にしない
2.やりたいことをひたすら書く
3.好きなことは積極的に挑戦する
4.流行やニュースにアンテナを張る
5.感動するできごとに触れ合う機会を持つ
目標はすぐにできなくても焦らない!
以上が、人生の目標を見つけるための方法です。すぐに見つからなくても、5つの方法のうち1つを始めてみるだけでも、大きな一歩です。
まずは初めてみることが大切なのです。
ただし!人生の目標がない間、気をつけなくてはいけないことがあります。
以下では、人生の目標を探しているときに注意すべきことを紹介します。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
2.人生の目標を設定するときに注意したい2つのポイント
1では具体的に人生の目標を決めるためにやるべきことを紹介しました。しかし、人生の目標を探すときには次の2つに気をつけなければ良い目標を見つけることができません。
- 他人を妬まない
- 本当に達成したい目標か自分に問う
それぞれ詳しく説明します。
2-1.他人を妬まない
人生の目標が見つからなくても、「あの人は毎日充実していていいなぁ」というように他人を妬んではいけません。
人はつい他人と比べてしまう生き物ですが、他人を妬むようなネガティブな考えはそれだけで精神力を削ってしまいます。自分は目標がないのに、他の人が目標を持って努力している姿を見るのはとても苦しいことです。
目標は人それぞれで違う上に、行動力や向き不向きも違うので、自分と他人を比べても仕方のないことなのです。
目標がなかなか見つからなくても、自分のペースであなたの人生の目標を見つけるようにしましょう。
2-2.決めた目標が「本当に達成したい目標」か自分に問う
人生の目標は、「どうして私は、この目標を達成したいのか」と自分の感情を確認して決めましょう。
自分の感情を確認しておかないと、「やっぱり、これは本当にやりたいことじゃなかった」と行動した後で気づくことになります。
例えば、「お金をもっと稼ぎたい」という目標に決めたら、「どうして、お金をもっと稼ぎたいのか?」と自分自身に質問してください。
- おいしいご飯が食べたいから
- 買い物に悩みたくないから
- いい家に住みたいから
- 生活のために仕事をしたくないから
出てきたら、「これだ!」という自分を突き動かすような理由と感情を確かめましょう。最終的には、「生活のために仕事をしたくないから、もっとお金を稼ぎたい」のように、目標が明確になります。
この目標は自分の心の声を表したもの。そのため、この目標が達成した「後のこと」を考えると、「ワクワクして行動してしまう」ようになります。
結果として目標を早く叶えることにもつながるので、目標を決めるときは、自分の感情も確認しておきましょう。
1.制約を気にしない
2.やりたいことをひたすら書く
3.好きなことは積極的に挑戦する
4.流行やニュースにアンテナを張る
5.感動する出来事に触れ合う機会を持つ
以上が、人生の目標が見つからないとき注意すべきことです。
これらに気をつけておけば、人生の目標がなくても、自分を磨き続けることができます。柔軟な姿勢を持ち、人それぞれに目標の形があることを理解しましょう。
次からは、人生の目標を設定するときの例を具体的に紹介していきます。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
3.人生の目標を叶えるためには具体的にイメージすることが大切
人生の目標を設定するときは、とにかく具体的にイメージすることが重要です。
「なんとなく〇〇になりたいなぁ」というように、自分の中で目標のイメージがしっかりできていなければ、目標はまず達成されません。
人生の目標を達成するためには「5年後の自分を想定する」ことをやってみましょう。そのために、まず「自分が5年後にどうなっていたいのか」を書き出します。
このとき、次のように「心の状態」「体の状態」「技術の状態」など、項目を分けて考えるとより良いでしょう。
- 心:人前で堂々とプレゼンできるようになりたい
- 身体:海外セレブのように、ほどよく締まった体型になりたい
- 技術:自分でWebサイトの作成ができるようになりたい
このように、目標が設定できたら、逆算して今は何をするべきなのか書いてみましょう。
→話し方講座に通い、読みやすい資料の作り方を勉強する
・身体:海外セレブのように、ほどよく締まった体型になりたい
→毎日3km走り、ジムでコーチに教わりながら筋トレをする
・技術:自分でWebサイトの作成ができるようになりたい
→詳しい人に教えてもらいながら毎日自分で作ってみる
目標を達成するために、今やるべきことを書き出せたら、後は実行するのみ。「人生の目標」とは、数日で達成できるものではなく、達成するのに数年かかるものです。
5年後に目標を達成できるように、1年後、3年後と徐々に自分をバージョンアップさせながら、行動していきましょう。
目標がイメージしにくい時はどうすれば良い?
中には、人生の目標を具体的に言語化しにくいようなものもあるかもしれません。
そのようなときは、目標を達成している姿を具体的にイメージできるように工夫しましょう。
例えば、目標にしている人や行ってみたい場所があれば、その写真をコルクボードや紙に貼り付けます。
このような工夫をして、「目標を達成している姿」を具体的にイメージできるようにしておきましょう。
目標設定については以下で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
4.人生の目標にしてはいけないもの
ここまで、目標の見つけ方や目標を達成するためのポイントを解説しました。
ただし、人生の目標を設定するとき、人生の目標にしてはいけないものも存在するということを知っておく必要があります。
人生の目標にしてはいけないものは、次のような目標です。
- 家や車を買う
- 他人の人生を目標にする
これらはどうして目標にしてはいけないのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
4-1.人生の目標にしてはいけないもの:家や車の購入
家や車の購入ということを人生の目標にする人もいるかもしれませんが、これらは人生の目標にしないようにしましょう。
家や車は、本来は生きていくための道具で、あくまで手段にすぎません。そのため、手に入れて、何をするかを決めておかないと、いざ購入した後に「買ったけど、したいことないな」「何のためにがんばったんだっけ」と達成したものの燃え尽き症候群になってしまいます。
また、家や車などの「モノの購入、所有」を人生の目標にしても、幸福感は半年から1年間しか続かないと言われています。
ひどくなると幸福感を求めすぎて、買い物依存症になってしまう人もいます。
家や車の購入も視野に入れたいと言う人は、そうした目標は通過点にとどめておき、「手に入れたら何をしたいか」まで考えておくことが大切です。そしてそれを本当の人生の目標としてみてください。
4-2.他人の人生を目標にする
人生の目標を見つけるとき、他人の人生を目標にするのはやめましょう。
他人の人生と同じように生きることは、絶対にできません。そのため、何か問題が起きたとき「あの人はこんなことなかったのに!」と自分で考えるくせをなくしてしまいます。
もちろん、あこがれの人として心に置いておくことは良いことです。「あの人だったら、こんなときどうするかな?」と参考にしながら自分なりに答えを探すことが大切です。
他人の人生と同じように生きるということは、自分の人生に手を抜いていることと同じ。自分の人生は、自分で決めましょう。
以上が、人生の目標を見つけるときに注意するべきポイントです。この2点に気をつけて人生の目標を設定すれば、後は実行するのみ。
最後に、人生の目標を達成するのに役立つアプリや、手軽に人生の目標を設定できるシートをご紹介します。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
5.人生の目標を設定し行動するために役立つツール
人生の目標を設定し、行動するにはそれなりの意志が必要です。どうしても自分で管理が難しそう、という方はアプリや目標達成シートというものを使ってみることをおすすめします。
5-1.目標達成タイマー
目標達成タイマーは、時間を決めて勉強するときに役立つアプリです。
教科と勉強時間を設定すると、勉強した時間を記録します。
もし、タイマーを途中で止めても、止めるまでの時間はアプリに記録されるのが特徴。記録された時間は、グラフで確認できます。
どのくらい勉強したのか明確に分かるため、何となく勉強するよりも効率的。受験生や学生、資格の勉強をしたい人にオススメです。
5-2.目標達成シート
目標達成シートは、1番叶えたい目標を達成するために必要な行動を明確にすることができるシートです。
野球の大谷選手が、高校1年生のときに作ったことで有名になりました。
引用:yahooニュース
これを16歳の時に作成しているのですから、本当に成功している人の行動力というのはすごいものです。
見ていただければわかる通り、9×9のマス目が白紙に書かれており、その中で3×3のマス目で9つのグループに分かれています。
まずは9×9のマス目の中心に、1番達成したい目標を書き込みます。
大谷選手の場合は、ドラフト1位で8球団から指名されてプロ野球選手になることでした。1番の目標が書けたら、周囲の8マスに1番の目標を達成するために必要なことを書き込みます。
必要な8つの大項目が書けたら、外側の3×3のマス目の中心に大項目を記入。最後に8つそれぞれの項目を達成するためのアクションを、周囲の8マスに書き込んでいけば完成です。
大きな目標を満たすのに必要な大項目、そして大項目を達成するために必要なアクションが分かれば、後は「やるかやらないか」という状態になります。
こちらからダウンロードできるようにしましたので、ぜひとも活用してみてください。もちろん、自分で9×9のマス目を白紙に書けば作れます。
簡単なので、少し時間ができたときに試してみてください。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
まとめ
人生の目標の見つけ方や、気をつけるべきことについて説明してきました。
目標がすぐに見つからないと、目標を持っている人を見たとき「私には、何もないのだろうか」とネガティブな思考に陥ってしまうかもしれません。
しかし、人生の目標が見つからない人は、自分がやりたいことを我慢してきた人が多いもの。まずは、周りの目を気にしないようにして、自分の感情と向き合うことが大切です。
ここで紹介した方法をやってみることで、きっとあなたの人生の目標を見つけることができるでしょう。