私たちの元には
- 転職したいけど、どうしたらいいかわからない…!
- 家族がいるから躊躇している
- 転職しても収入が不安だ
- そもそも転職すべきかどうかもわからない。
- ネットで検索しても、転職サイトやアフィリエイトサイトばかりで、結局なんの解決にもならない!
といった転職に関するお悩みを多くいただきます。
この記事では、転職したいと思っているけれど躊躇している人に向けて、どのように考えればいいかをお伝えしていきます。
転職をしたいけど踏みとどまっている人というのはこのように様々な悩みがあるのです。
そのため、「〇〇な人は転職すべきではない」「今のところでやれることを探してみよう」などというのは、根本的には何の解決にもなりません。
ましてや、転職サイトを紹介することは、こうした悩みをもっている人にとっては根本的な解決にはなりません。
今回は、私たちによく寄せられる転職についての相談を、弊社専属のキャリアコーチである大坂谷氏がコーチングにより回答しています。
ケース別に紹介していますので、あなたの悩みに近いものを参考にしてみてください!
質問に回答しているコーチ
神経言語学、脳科学、行動経済学、SFA、アドラー心理学などをベースにキャリア形成のサポートを行う。
主に『目標設定・達成の支援』や『関係構築上の課題解決』に対しキャリアコーチングを実施。
「個人・チームの「本当に実現したい目標」の達成支援をする」
「関係構築の在り方を見直し、対人関係上の不幸を減らす」
この2つのミッションを基に活動する。
コーチングとは、質問によりクライアントの課題やリソースを明確にし、クライアントの目標達成を支援することです。
本記事では紙面の都合上簡単なコーチング形式としていますが、実際にはもっと深く質問をしていくことでそれぞれにあった解決策を見出すことができます。
それでは実際に質問を見ていきましょう!
以下は質問一覧です。悩みに近い質問を選んでみてください!
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コーチングを体験できます。
【質問1】:今の職場が嫌で辞めたいです。それって甘えですか?
収入も低く人間関係もよくないので転職したいです。多くの人はこういう状況でも頑張って仕事を続けているけど自分は辞めたい。
でもそれって甘えなのでしょうか?今のところでもっと頑張るべきでしょうか?
お聞きしたいのですが、あなたが甘えだと感じる部分や頑張り足りない部分はありますか?
周りの目が気になりますし、後ろめたさもあります。石の上にも三年といいますし、耐えるのが美学じゃないでしょうか?
あなたは今の仕事をやりきったと言えるでしょうか?甘え・頑張るべきと言っているところからすると、後ろ髪を引かれてる感じもします。
もし、人間関係がどうしても嫌とか収入が低くどうしても耐えらえないのであれば辞めたらいいです。繰り返しになりますが、甘えと感じているようですが、仕事を辞めて転職することも大変でエネルギーが必要なのです。
イソップ童話の「ロバを売りに行く親子」の話にもあるように、周囲の意見を聞き入れても良い結果につながるとは限りません。
周りにどう思われるか?を考えるよりも、自分がどうしたいか?に集中するとより良い選択ができます。
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【質問2】家族がいるけれど転職すべきでしょうか?
今の職場に不満があって辞めたいと思っています。しかし、私には家族もいるので給料が減ってしまうのではないかと思うと、お金も心配です。それでも転職すべきでしょうか?
確認ですが、あなたにとっての仕事とはどのようなものでしょうか?
ちなみに今の職場での不満はどのようなものがありますか?
ご家族にご自身で考えていることや感じていることなど話したことはありますか?
言っても何も変わらないでしょうし。
理解はある妻ですが、やはりお金の不安は出ますよね。
何か助言や、方向性が見えるかもしれません。
ご家族を大切にしている様子が伺えます。
一方で、自分自身の憶測(「家族のために会社をやめた方が良いのかも…」「転職に対して家族は不安を抱えるかも…」)によって悩んでいるようなので、一度、ご家族の想いを確認してみることが、この課題解決の最短ルートとなるかもしれません。
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【質問3】30代後半での転職はアリですか?
大学を卒業してからこれまで今の会社でずっと働いてきました。現在30代後半なんですが、将来を考えたときに今の会社でいいのかと不安になり転職を考えていますので、年齢的に転職していいのか悩んでいます。
また、収入が下がる可能性があることも不安です。
もしそこで納得いく結果が得られそうであれば挑戦してみるもの面白いと思います!
実際に動き出すと、そこでようやく現状と理想とのギャップが見えてきます。ギャップが見えると「意外といけるかも!」とか「このスキルを伸ばしたら良いのかも」ということがわかります。
多くの人の脳内では、課題や重要度の優先順位が並列になっています。この状態では頭がぐちゃぐちゃなので「一歩目」が出にくいです。
このため、動き出すためにも一度、優先順位を言語化・視覚化(書き出す)することで頭の中がすっきりして踏み出しやすくなります。
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【質問4】転職したいけれど特にやりたいこともないので、どういう仕事がいいのかわかりません。
ご質問内容
転職をしたいと考えていますが、これといって特にやりたいことがありません。求人とかを見ててもピンと来るものがないのですが、どうしたらいいでしょうか?
そんな中、いつ頃から、どんなきっかけで転職を考え始めたんでしょう?
自分の内側からくるモチベーションから辿っていけば、自ずと納得いく選択にたどり着きます。
多くの人は自分のことを理解できていません。
「まずは自分のことを理解する。」ということが遠回りな様で最短ルートになります。自分の「やりがいスイッチ」を発見できれば、あとは何(手段)で押すのか?を考えるだけです!
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【質問5】転職したいけれど資格もスキルもなく転職できる自信がありません。
転職を考えているのですが、強みとなるような資格やスキルもなく、どこにも転職できないのではと思ってしまい自信がありません。とはいえ今の会社にずっといることは考えられません。どうすればいいでしょうか?
ちなみに、転職活動において資格やスキルはどんな位置づけですか?
確かに、この方法は良さそうですね!「え、資格取得したけど、必要なかったの?!」なんてこともザラにありますし。
「転職して収入を上げる」を実現するためのこれからの活動を応援してます!
資格に限ったことではありませんが「●●がないと転職できない.. 」という思い込みをしてしまう方が多くいます。
まずはご自身が進む業界では何が必要かを確認する必要があります。そして、必要に応じて、資格取得・スキルアップを目指すことで効率よく、あるいは後から後悔しない転職活動になります。
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【質問6】転職をしたいと思っていますが、職場の人や家族にも引き止められています。
転職をしたいと思っていますが、職場の人や家族にも引き止められています。引きとめられると、「やっぱり転職しないほうがいいのかな…」と弱気になってしまいます。やはり転職はやめておくべきでしょうか?
大前提として、あなたの人生は他人の人生ではありません。
引き止めるのは引き止める側の課題です。職場であれば人員の課題、家族であれば、お金や体裁的な課題かもしれません。つまり、その課題はあなたのものではないのです。
自分の人生としてどうするべきか?ということを真剣に考えてみてください。
周囲は良かれと思ってあなたに助言をしてくれる人はいます。ただ、その誰一人としてあなたの人生の責任をとってはくれません。
あなたが送りたいと思う人生を選ぶようにしましょう。
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【質問7】転職をしたい旨を上司に伝えると、「人手不足で今やめられると困る」言われました。
あなたは上司からの言葉を聴いて、どの様に感じました?
いつ頃を期限に転職を考えていますか?
とはいえ、「やめられると困る」と言われる不安はありますが…
この話を聴いてどう感じるかはわかりませんが、法律上、労働者の退職は自由とされているため(民法では退職2週間前に申し入れ)「辞められて困る」と言うのは一般的に上司側の課題(職務)です。
これはご自身の選択になります。選択肢は常にご自身が持っています。それだけ忘れないで頂きたいです。
選択肢は常にご自身が持っています。
質問者は優しい雰囲気なので、上司側の気持ちも汲み取っています。確かに今の会社にしばらく残ることで上司や部署のメンバーは助かるかと思います。
一方で、自分がやりたい仕事につくほうが周りに肯定的な影響を与えられる可能性が高いのも事実です。結果的に多くの人を幸せにできるかもしれません。
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【質問8】転職したいと思いつつ、本当に転職したいかどうかわかりません。
転職したいと思いつつ、自分の気持ちとしては漠然としていて本当に転職したいかどうかわかりません。どうすればいいでしょうか?
例えば、自己実現できないとか、収入の不安、家族関係の不安、同僚の働き方をみた時の不安などあるかと思いますが。
例えば、
(いい方)どんな人と、どんな仕事をしていたいか。
(悪い方)どんな人生にしたくないか。(お金だけのために働く、仕事だけの人生、職場と家の往復等)
一見遠回りに見えるけど一度言語化することでいつでも使えるので今後転職とかを考えるときでも近道なんですよ。ただ、辞めたら戻れないので慎重に考えてみてください
人が決断できない時の多くは、頭の中の優先順位が曖昧になっています(何が大事かがわからなくなる)。
今回は、望む未来、望まない未来を明確にし、その未来にたどり着くためには今、何を選択したらいいか?を見える化します。
そうすると、本当はどうしたいか?というエッセンスが見えてきます。
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最後に、「こんな人は転職すべきではない!」というアドバイスをお伝えします
最後に、「こんな人は転職すべきではない人」について伝えします。
それは、「○○が嫌だから」という理由での転職はあまりおすすめしていません。
それを理由に転職する人は、次の会社でも、その次でも同じ課題にぶつかるケースが多いです(金太郎飴のようにどこを切り出しても同じ課題が出てきます)。それは、その課題に向き合ったり対策や改善をしていないため、その能力を身につける機会を失っているからです。
今までとは全く違う業界&業種でしたら多少は変わるとは思いますし、あまりにも理不尽な嫌がらせを受けるケースもあります。そうでない場合は「次に行くための修行だ!」と思ってトライしてみるのもありかもしれません。
この記事を参考に、一歩踏み出していただけたら幸いです!
コーチングに興味が出た方は【図解付き】コーチングとは何か?その全てをわかりやすく解説しますをぜひご覧ください。