上司からの理不尽な言動や、女性であればセクハラ発言に悩まされていてストレスに感じている人は多いかと思います。
「言ってたことと違います!」「セクハラは止めてください!」と言いたくなるかもしれません。しかし、直接指摘すると口論になってしまったり、評価に影響が出ててしまったりと、決していいことはありません。
上司なので言い返すこともできず、どうすればいいのだろう、そして最悪「仕事辞めたい」なんて思うこともあるかもしれません。
しかし、受け流すスキルを身につけることができれば、このような悩みとおさらばすることができます。
受け流すスキルとは、相手の話を無視したり、話をそらしたりすることで、ストレスがかかるのを回避するスキルです。
このスキルをうまく使うことができれば、理不尽な上司セクハラ上司に悩まされることがなくなります。
そこでこの記事では、
・上司が理不尽に耐えられない
・上司のセクハラ発言がひどい
この2つのシーンで使える受け流すテクニックを紹介します。あなたの悩みに応じて参考にしていただければと思います。
この記事の目次
1.上司の理不尽さを受け流したいときに使える4つのテクニック
上司が理不尽に怒る人だと、ストレスが溜まってしまいますよね。
しかし、言い返してしてしまうとさらに状況が悪化する可能性があります。
そのほかにも、
・小言を言う上司
・あなたの否定ばかりする上司
など、話を聞くのが嫌になる上司がいますよね。そのような上司には、自分がストレスを感じないように工夫して受け流すのが大切。
ここでは、上手に受け流すためのテクニックを4つ紹介します。
1-1.逆らわない
上手に受け流すためには、まずは逆らわないことが重要です。
「この失敗はお前の責任だ!」と言われると、感情的になって反論したくなりますよね。でも、反応してしまうと、相手の怒りも燃え上がってしまいます。
理不尽な上司の場合、何をいっても受け入れてくれることはないので、口論するだけ無駄です。まずは逆らわないように徹しましょう。
具体的には次のように行います。
あなた:申し訳ございません。(その失敗の原因はあなただ!と言うのを堪える)
上司 :次失敗したら許さないからな。
あなた:申し訳ございません。次は同じミスをしないようにします。
このように言いたいことがあっても、口に出さないようにすることがまずは大切です。
1-2.開き直る
ただ、逆らわないだけだと自分にストレスがかかってしまいますよね。そのようにならないためには、開き直ることを意識しましょう。
「経験がないんだから、失敗するのは当たり前。次ちゃんとやればいいや」
このように思うようにするだけで、ストレスをかなり軽減できます。理不尽な怒りをぶつけられた時は、開き直って「仕方ない」と思うようにしましょう。
あなた:申し訳ございません。(そもそも初めてだんだからできなくて当然でしょ。)
上司 :次も同じ失敗したら、許さないからな。
あなた:はい。同じ失敗しないように頑張ります。
1-1で紹介したような、ただ説教を受けるだけだと心が疲れてしまいます。
しかし、反論を口にするのは避けるべきなので、心の中で開き直るようにしましょう。これだけでもずいぶん心が軽くなります。
1-3.上司の発言を客観視する
長時間にわたって説教を続けられるというのは辛いものです。そのような場合は、会話を客観視するようにしましょう。
・この上司はこうゆうとき怒りやすいな
・他に怒られてた人いたかな?
・なぜ、上司は怒ってるんだろ?
このように一歩引いて俯瞰することで、怒りをぶつけられるストレスを軽減できます。
ポイントは第三者になったつもりで、どのような会話が行われているかを分析することです。
あなた:〇〇でミスをしたことだと思います。
上司 :違う。お前は根本的なことをわかっていない・・・・・・・
あなた:(この上司は、なぜ怒ってるんだろう。他の人の場合だったらどのように言うんだろうな?)
上司 :だからお前はダメなんだ。
あなた:(何かコンプレックスでもあるのかな?)
このように相手の話を聞きながら、会話内容を分析すると会話を客観的に見れるようになります。
すると、「自分が怒られている」という感覚が和らぐため、上手に説教を受け流すことができます。
1-4.これから起こることを予測する
どのような上司でも、何も問題が起きていない時に人を怒ったりすることはありません。
もし、自分の周りで上司が反応しそうなトラブルが発生した時は、上司がどのように反応するかを予想しておくと良いでしょう。
そのようにすることで、ストレスなく受け流すことができます。どういうことかというと、以下のような感じです。
あなた:書類を間違えて印刷してしまった。これを上司が知ったらどんなふうに反応するだろう。。。上司が言いそうなことを予想しておこう。
このように、上司の対応をあらかじめ予想して置くことで、実際に怒られている時のストレスが和げることができます。
上司の話はストレスが溜まらないように受け流そう!
ここまでで紹介したテクニックを活用すれば、上司の話をストレスなく受け流すことができます。
大切なことは「心のダメージを受け流すこと」です。
上司は業務改善に必要なことを教えてくれます。しかし、真面目に聞いているだけではかなりストレスが溜まってしまうのも事実。
「もう耐えられない!」と爆発する前に、今回紹介したようなテクニックを使ってストレスを軽減するのが大切です。
理不尽な上司への対処法については以下の記事でも詳しく紹介していますので、ご覧ください。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
2.セクハラを受け流すときに使える3つのテクニック
職場でのセクハラほど、対処に困ることはありませんよね。
直接指摘することで、さらに嫌がらせを受けるようになってしまったら悲惨です。
ここでは、職場でのセクハラに対して使えるテクニックを3つ紹介します。ぜひセクハラに悩んでいる方は活用してみてください。
2-1.とにかくスルーする
セクハラに対して「止めてください」と言っても、止めてくれない上司にはスルーが効果的です。
何度言っても止めてくれない上司の中には、「イヤって言ってるけど、本気で嫌がっていない」と思い込んでいる人もいます。
このような場合、言葉でどれだけ拒絶しても本気と受け取ってくれません。
むしろ、話を合わせてしまうと「冗談を言い合えるいい関係だ」と調子づける可能性もあります。これを避けるためには、とにかく相手をせずスルーしましょう。
ここでは具体的な例を解説します。
あなた:…
上司 :聞いてる?〇〇さんって、髪が綺麗だね
あなた:ちょっと今、仕事に集中してて
このように、相手に話を合わせないのがポイントです。
セクハラ発言をされた時は、1回目はまともに反応せず、しつこく聞かれても相手をしないように努めましょう。
セクハラ発言を受けるたびに冷たい態度をとることで、相手のセクハラ発言の頻度を少なくすることができます。
「スルーして上司が怒ったり評価に影響するのが心配。。」という人もいるでしょう。そのような方は次に説明する「別の話を振る」テクニックを使うのが効果的です。
2-2.別の話を振る
スルーをしたのに、何度もしつこくセクハラ発言をしてきたり、上司を無視したことに対して怒るような上司の場合は、別の話を振るようにしましょう。
別の話を振ることで相手にイヤな思いをさせずに、セクハラ発言を回避することができます。
それでは、具体的な使い方を見てきましょう。途中までスルーするのは先ほどと同じです。
あなた:…
上司 :聞いてる?〇〇さんって、髪が綺麗だね
あなた:ちょっと今、仕事に集中してて。。
上司 :〇〇さんは髪が綺麗だって言ってるの
あなた:そうですか。ありがとうございます。ちなみに、先日お話ししていた〇〇の件ですが。
どうしても対応しなければならない時は、このように話題を転換しましょう。その際、転換する話題はなるべく仕事の話にするのがポイントです。
雑談になってしまうと上司は、「話が広がった」とポジティブに捉えてしまう可能性があります。それを防ぐために、仕事の話を持ち出すのが最適です。
2-3.その場を離れる
話題の転換が難しいと感じる人は、セクハラ発言を受けたときに席をはずすようにしましょう。トイレにいったり、仕事の準備をするフリをして席を外せば、上司から距離を置くことができます。
あなた:…
上司 :聞いてる?〇〇さんって、髪が綺麗だね
あなた:…(聞こえなかったフリをして)ちょっとお手洗い行ってきます。
トイレや同僚に相談があることを理由に席を外せば、物理的にセクハラの相手をしなくて済むようになります。
ただし、これは何度も使えるテクニックではありません。なので、ここぞというときに使うようにしましょう。
セクハラを受け流すポイントは、相手にしないこと!
セクハラを受け流すときに大切なのは、とにかく相手に話を合わせないことです。
相手に悪い思いをさせないように、話を合わせようとすると、相手が調子に乗ってしまう可能性があります。そのため、スルーしたり話題を変えたりして、相手の話に関心がないことを示してください。
セクハラへの対処法な以下の記事でも詳しく解説しています。泣き寝入りは絶対に避けたいものです。ぜひ目を通してください。
300名以上の目標達成をサポートした
コーチングを体験できます。
まとめ
ここで紹介しているような受け流すスキルを身につけることができれば、職場でのストレスを大きく軽減できるようになります。
特に理不尽な上司やセクハラ上司には有効なので、悩んでいる人はぜひ身につけてください。