自己開示をすることは良い人間関係の基本である理由

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プライベートやビジネスシーンにおいて、相手に自分のことを正しく知ってもらい、信頼関係を築いたり、好意を持ってもらうことはとても重要ですよね。

「いつも上司やお客さんとうまくコミュニケーションがとれない」
「人間関係に困ることが多い」

こうした場合、もしかしたらあなたが自己開示をうまくできていないのかもしれません。

そして、自己開示が苦手な人は以下のような特徴を持っています。

・自分に自信がない
・積極的に自分から話しかけることができない
・相手の話を聞く一方で、自分の話ができない
・何を話していいか、話題を見つけられない

自己開示はあなたのことを深く知ってもらうためのコミュニケーションにおける潤滑剤といえます。

とはいえ、なんでもかんでも自己開示すればいいという話ではありません。
自己開示の方法を間違えてしまうと、逆に信頼感や人間関係が悪化することにつながりかねないので注意が必要です。


1.自己開示の効果と必要性とは?

1-1.自己開示により相手と良好な関係を築くことができる

自己開示とは、自分の考えや価値観といったありのままの自分自身を積極的に相手に伝えることをいいます。

そして、この自己開示には「人間関係を円滑にする」「良好な人間関係を構築する」といった効果があります。

例えば、あなたが自己開示をすることで、「この人はありのままの姿を自分にさらけ出してくれている」と相手が感じたら、相手もまた心を開いてくれるでしょう。
これは人間の「返報性の心理」という心理が働いており、何かをしてもらったら、何かお返しをしたいというものです。

「相手に優しくされたらこちらも何かしてあげたいな」という経験をした人も多いのではないでしょうか?

仕事において人間関係はかなり重要だというのは身にしみて実感されているかと思います。
人間関係が良好であれば、仕事は円滑に進みますし、周囲の協力や理解も得られるので成果も出しやすくなります。

もちろんこれは仕事関係以外であっても同じことがいえます。

1-2.自分に自信を持つことができるようになる

また、自己開示を行うことは、あなたが相手に受け入れてもらえていると感じるため自信にも繋がります。

「え、どういうこと?」と思われたかもしれませんが、以下の自己開示の例をご覧ください。

自分「実は私は今、●●のスキルや経験を活かして、●●の分野で起業しようと思っているんです」
相手「それはいいアイディアですね。私にも協力させてください」
→賛同してくれる人がいるんだから成功できそうだ。ぜひやってみよう!
自分「実は私は今、ゴルフにはまっているんです。週に1回のゴルフスクールに通っています」
相手「ゴルフはみんなで楽しめるし、健康にもいいから私も好きです。ぜひ今度一緒に行きましょう」
→自分の価値観が受け入れてもらえた。嬉しい。共通の話題を持つためにもゴルフを続けていこう!
自分「今回、●●の映画を観て、●●のシーンがすごく嬉しかった(悲しかった)」
相手「へー、そう感じたんだ。久しぶりに映画観に行ってみようかな」
→自分の感情を表現でき、受け止めてもらえて気分がいい!

このように自己開示してこそポジティブに感じることができることがあります。
そうすると相手に対して今まで以上に好意を持ったり、信頼することにも繋がりますので、人間関係も向上していくのです。

こういった成功体験によって、自己開示していくことに自信を持つことができるようになり良い循環が生まれます。

1-3.自己開示をしないことのデメリット

「自分は自己開示が苦手だから相手の話をしっかり聞いてあげてる!だからいいんだ!」という人もいるかもしれませんね。

もちろん信頼関係を築くうえで相手の話をじっくり聴き、相手を受け入れることは非常に大切であり、良好な人間関係を築くための基本でもあります。

しかし相手の話ばかりを聞いているだけで、自分の話をしないと

「この人は何を考えているんだろう」
「どうして自分のことを隠しているんだろう」
「仲良くなる気はないのだろうか」

相手の不信感を募らせてしまうことになりかねません。

職場であれば同僚や上司との関係がギクシャクするでしょうし、例えばあなたが営業であれば顧客はもっと心を開いてくれ話しやすい相手を選びます。
また、自己開示しないために印象が薄く、相手の記憶にも残らないケースもあります。

このように自己開示できないと、ビジネスシーンに大きなマイナスの影響を与える可能性があるということは知っておかなければなりません。

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2.自己開示の方法と注意点

ではここからは実際に自己開示をする方法について見ていきましょう。

2-1.小さなことから話題にしてみる

「自己開示がどうしてもできない!」
そんな人は「ありのままの自分をさらけ出すと受け入れてもらえないのではないか」、「素の自分を否定されたらどうしよう」といった不安や警戒心があるからです。

そのため、いきなり自分の内面をすべてさらけ出そうと考えることはせず、まずは小さなことから話題にしてみるのがいいでしょう。

以下のような定番の話題で構いません。

「私は●●の出身です。高校時代は●●の部活をしていました」
「私は●●の歌が大好きです」
「私は●●という名前の犬を飼っています」
「私は昨日●●に買い物に行ってきました」

相手が興味を持ったらもう少しその話題を掘り下げてみましょう。

逆に興味がない、共通点がないと感じたら別の話題に切り替えます。相手が興味を持ちそうな話題をすると、会話は盛り上がりますし、その中で少しずつ自分の価値観や感情を表現していけば自然です。

ですので日頃からそういった小さな話題を探して準備しておくことことで相手の趣向や価値観に合った自己開示をすることができるようになります。

経験を積んでいけば、性別や年代によってどんな話題に興味を示しやすいのかもわかってくるでしょう。

2-2.相手の開示した情報とのバランスに注意する

自己開示の際に注意しなければならないことがあります。
それは一方的に自分ばかりの話をすること、そして相手の自己開示に対してあまり反応しないというのはNGだということです。

相手の話を聴いて受け止めることも信頼関係の構築には重要だからです。

特に自分の長所や経歴などを一方的に伝えていくと、自己顕示欲の強い人、自慢話が好きな人と認識されてしまい嫌悪される可能性があるので注意が必要です。

自己開示する際のバランスが悪い例としては以下のようなイメージです。

相手「私はコンサルタントとして起業に関われることに誇りを感じています」
自分「私もこれまで200件以上のコンサルを経験してきました。成功する人と失敗する人は第一印象でわかりますね。受け身でアドバイス頼りの人は間違いなくダメです」
相手「私はコンサルタントとして起業に関われることに誇りを感じています」
自分「私もコンサルタントをしています」

このように自慢話や否定的な内容が多くなってしまったり、逆に相手の自己開示に対してこちらの開示する内容が薄いと、相手は嫌悪感や手応えのなさを感じてあなたと距離を置いてしまいます。

相手との自己開示のバランスによって、自己開示したのに効果がないだけではなく、自己開示したことによって逆に人間関係が悪くなる危険性もあるので注意が必要です。

2-3.相手を受け止めつつ、自分の考えも付け足す

「会話のバランスに注意して」と言われると、コミュニケーションに自信がない人は「そんなことできない!」と余計に萎縮してしまかもしれません。しかし、ここはシンプルに考えましょう。

大切なポイントは「相手と同じ量と質の自己開示をする」ということです。
そうであれば違和感がありませんし、相手も少しずつ心を開いてくれるので、会話が弾む可能性が高まります。

また、相手の話を受け止めつつ、自分の考えをひとつ付け足すことも効果的です。
相手は興味を持って積極的に自己開示してくれている印象を持ってくれますし、共通した内容であれば類似性が高まり、相手は親近感が湧き好意を持ちやすくなります。

バランスの良い自己開示としては以下のようなイメージです。

相手「私はコンサルタントとして起業に関われることに誇りを感じています」
自分「そうなんですね。実は私もコンサルタントとしていて充実しています。できる限り成功に近づけるようなアドバイスをしていきたいと思っています」

共通の価値観があり、さらにしっかりと信念を持っていることが伝わりますので、「一緒に仕事をしたい」、「任せるのであればこの人にしたい」という気持ちになりやすいのです。

そして相手がまた返答してきた内容にひとつ付け加えて話をしていけば、バランスが良く効果的な自己開示になっていきます。

2-4.失敗談を入れる場合の注意点

自己開示の際に扱う話題のひとつに「自らの失敗談」があります。

例えば職場の後輩や部下に対してこれまでの実績をアピールし、常に完璧な上司であろうとするのは息苦しいですし、後輩や部下には自分たちとは別次元の人という印象を抱かせ距離を作ってしまいます。

「若かった頃にこんな失敗をした」という人間らしさを見せた方が、部下としては親近感が湧き、距離は縮まるでしょう。

その後でその失敗をどう挽回したのかという話も若手にとってはとても興味深い内容です。
後輩や部下は、「この上司からはいろいろなことを学べるし、自分のことも理解してくれそうだ」という思いになりますので、信頼関係も向上します。

このように失敗談を語ることは信頼関係を構築する上で重要ですが、失敗談を話題にすべきなのは時と場合によります。

例えば、あなたのお客さんに失敗談を話すことで「この人に任せて大丈夫かな?」と不安にさせてしまうリスクがあります。
また、部下や後輩であったとしても、初対面でいきなりそういった話題になると、「この上司についていって大丈夫だろうか?」と不信感を芽生えさせしまいかねません。

また、初めて会った人に対しては逆効果になってしまいますので、ある程度の期間を経てから行うべきです。

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自己開示についてまとめ

このように適度な自己開示によって、職場や取り引き先といったビジネスシーンでの人間関係を良好にしていくことができます。

自己開示が苦手な人もまずは定番の話題で構わないので、こちらから話しかけてみましょう。それだけでも状況は今までと変わってくるはずです。

ただしあくまでも相手とのバランスが重要なので、相手の返答によって自己開示の内容は調節していくことも大切です。

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