自己啓発本やセミナーが意味ないと言われる理由とは?効果を出すための方法も詳しく紹介します

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中西
こんにちは、株式会社メクサス代表の中西です!
この記事を見ている方は自己啓発をしようと思って情報を集めている方、もしくは自己啓発をしてきたけどなかなか変われないという方ではないでしょうか?

自己啓発市場はなんと9000億円と言われており、30年で3倍になっています。

自己啓発の意味は「自らの能力を向上させ、精神的な成長を目指すこと」ですので、本来は成長のためにはとても良いことなのです。

私も20代の頃は「仕事でもっと活躍したい」「コミュニケーション能力を上げたい」と思い、自己啓発本を200冊以上読み、高額のセミナーにもどんどん参加していました。
おそらくこれまでに300万以上は自己啓発にお金を投資していたと思います。

俗に言う「意識高い系」でした。

今手元にあるものはそれほど多くありませんが、昔に買った本はほとんど捨ててしまいました。
今となっては「役に立たなかったな」と感じるものがほとんどだからです。

「たったこれだけで人生がうまくいく」「お金持ちの習慣」「〇〇人脈術」といったタイトルのものを何冊買ったかわかりません。
これだけインプットしても何も変わらず(多少意識は変わりましたが)、悶々とした日々を送っていました。

こうしたことは私だけに限らず、おそらくほとんどの人が当てはまることではないかと思います。
自己啓発のセミナーにおいては「やる人は10000人に100人、続ける人は100人に1人」と言われるほど、ほぼ全ての人が受講するだけで何もしません。

では、なぜ私たちは自己啓発をしても変われないのでしょうか?

私のように多額のお金と時間を費やして「何も変わらないかった…」と後悔のないように、この記事では自己啓発の本質についてお伝えしたいと思います。

自己啓発は決して意味のないものではありません。ここで紹介する方法を取り入れることで必ず成果は出るでしょう。

これから自己啓発を始めようとしている方、また、これまで自己啓発をしたのに何も変わらなかった方は必ず最後までお読みください。


1.自己啓発が意味がないと言われる理由

ネットなどで調べていただくとわかりますが「自己啓発は意味がない」という方も多いです。
それは半分は本当であり、半分はそうではありません。
では、なぜ自己啓発は意味がないと言われてしまうのでしょうか?

1-1.ほとんどの人が実行しないし続けられない

冒頭でもお伝えしたとおり、自己啓発のセミナーにおいては「やる人は10000人に100人、続ける人は100人に1人」と言われており、学んでもやる人というのは1%に過ぎません。これはおそらく自己啓発本においても同じでしょう。

つまり、99%の人は学んだことを行動することはできないのです。

もしあなたがこれまで自己啓発本などを読んだ経験があるのであれば、どれくらい実践できたか思い出してみてください。

人の脳は「出力依存」であると言われています。
出力依存とは、アウトプットすることで初めて学習するということです。
ですので、インプットしたらすぐに、実際に行動したり人に話したりしなければ身につくことはありません。

いくら野球のフォームを動画で何回も見て学んでも実際にバッターボックスに立って打ってみないことにはスキルは身につかない。そう言われれば納得いくのではないでしょうか?
自己啓発もそれと同じです。

バッターボックス

また、インプットだけでは成果を出せないことは、「エビングハウスの忘却曲線」でも実証されています。

エビングハウスの忘却曲線有名な話なのでご存知の方も多いかと思いますが、
人は記憶したことの42%を20分後にはすでに忘れています。さらに1時間後には56%を忘れており、2日経過するとなんと72%の内容を忘れてしまうのです。

これまで学校の授業や会社の研修などを受けたことがあればわかるかと思いますが、学んでもすぐに忘れてしまった経験があるのではないですか?
だからこそ、すぐに復習したり現場で実践しなければ意味がないのです。

学んでも行動しないことがいかに無意味かおわかりいただけるかと思います。

人は習慣化が苦手

さらに、人は習慣化がとても苦手です。
人の脳の情報処理は95%が潜在意識で行われているといわれています。
どういうことかというと、私たちは普段の生活における行動のうち95%は無意識(潜在意識)に行っていて、意識的して行動しているのはたったの5%ほどなのです!

習慣とは「歯を磨くように」無意識でも行動できることをいいます。

例えば、朝起きて歯を磨き、朝食を食べ、顔を洗い、家を出て駅に向かい、職場に着いたら仕事をし、夜に退社し、お風呂に入って寝る。

これらの行動のほとんどは何も考えずに無意識に行っているのではないでしょうか?

わざわざ「洗面所まで歩こう」「歯ブラシを動かそう」「玄関から出よう」「この道を右に曲がろう」「布団に入ろう」とは考えないはずです。

生活のほとんどを無意識で行っている私たちは、何か新しいことに挑戦するには残りの5%の顕在意識を使う、つまり考えて行動をする必要があります。

ですので、95%を無意識で生きている私たちにとって、意識しなければならない行動はとても「めんどくさい」ことなのです。

だから何かを始めても続けることができません。

つまり、自己啓発本などで学んだことを習慣化しようとしても、ほとんど使われていない意識を総動員しなければならないので非常にめんどくさいのです。

これまできっと資格の勉強やダイエットなどをやろうとして挫折した人も多いかと思います。
いくら高い志を持ってしてもやはり続かないものです。
しかし、自己啓発の効果を発揮させるためには習慣化することが欠かせないのです。

1-2.枝葉末節なテクニック論がほとんど

自己啓発本やセミナーの中には本質的な要素を紹介しているものも一部あります。
しかし、世に出ている自己啓発の大半は本人の解釈を含めたテクニック論として紹介しているものに過ぎません。

例えば仕事で成功し年収をアップさせたいなら

  • 誰よりも大きな声で挨拶をしよう
  • 家のトイレを掃除しよう
  • みんなに感謝しよう
  • 一番早く出社して一番遅く帰ろう
  • お金持ちは長財布を使う

といったような成功法則と言われるものです。
一度は聞いたことのあるようなフレーズではないでしょうか?
しかし、いずれも枝葉末節なことです。

仕事で成功する要因は他にも山ほどあるはずです(そもそもこれらをやっていないからといって成功しない訳ではありません)。
こうしたテクニックを追い求めても状況が変われば使えなくなることも多いので、結局何も変わりません。

あとで紹介する「本質」をつかむことのほうがずっと大切なのです。

1-3.他人の成功話で自分には当てはまらない

本屋に行くと「仕事ができない社員がたった1年で年収1000万にした習慣術」や「誰でもできるコミュニケーションの法則」、「〇〇するだけで理想の自分を手に入れる方法」といった目を引くタイトルの自己啓発本が並んでいますよね。
しかし、それらのほとんどが「その人だからできた」というものも多いです。

例えばあなたが本屋に行き「入社1年目で営業で1億の売り上げを叩き出した方法」という本を見つけたとしましょう。

そして内容を見ると次のようなことが書いていました。

  • 毎日50件飛び込み営業をする
  • 訪問できたらお礼に直筆の手紙を出す
  • 決断に迷っているときはこういうトークを使う
  • 夜8時以降は決裁者が家にいるから訪問のチャンス
  • 絶対に契約できると思い込む

これを見てどう思われますか?

中西
毎日50件って…きつそう。手紙を書くのって本当に必要?トークって文脈があって作られるものでは?夜8時以降に訪問って迷惑だなぁ。思い込むって…、それでいいの?

私だったらこんなことを考えてしまいそうです。

もちろん、上記の内容をやれば成果は出るかもしれません。

しかし、

  • そもそも断られるのが怖い…
  • 口下手だからトークなんて無理
  • 相手の都合を考えてしまい夜の訪問はできない

というように多くの場合、「メンタルブロック」が働いてしまい、そう簡単に行動することはできません。
メンタルブロックとは行動の妨げになる「思い込み」のようなものです。

この思い込みというものは、幼少期によって形成されるものであるため、そう簡単に変えることはできません。

  • 断られるのが怖い→今後合う人じゃないから大丈夫
  • 口下手だからトークなんて無理→誰でも最初は失敗するから大丈夫
  • 夜の訪問は迷惑だ→相手もくつろいでるから許してくれる

といったようには考えられないわけです。無理をすると精神を病んでしまうリスクもあります。

「元アナウンサーが教えるコミュニケーションのコツ」「外資系社員の結果を出す習慣術」「中卒でダメ社員だった僕が1億稼いだ方法」といった本だったりセミナーもありますよね。

一見、良さそうに見えますが、「アナウンサーだから元々コミュニケーション能力が高かった」「外資系の社員だからそこまでコミットできる能力があった」「中卒でも行動力はすさまじかった」なんていうことは当たり前のようにあるのです。

このように、成功法則は「私はこうやって成功した」という単なる体験談が多いため、あなたができるとは限りません。つまり成功したという「根拠」がないわけです。

だからこそ、本質をつかむことが大切なのです。

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2.自己啓発で成果を出すためには本質をつかみ、目標に向かって大量行動をするしかない

では自己啓発本やセミナーでインプットをして成果を出すためにはどうすればいいのでしょうか?

自己啓発で成果が出ないのは、上記で解説したように

  • 行動せず
  • 小手先のテクニックを追い求め
  • その人しかできないことをやろうとする

からです。

ということは、これらの逆を行えば成果は出ます。
それが「本質をつかみ、目的に向かって大量行動する」ということです。

本質をつかむとは?

先ほど、テクニック論や他人の成功話では成果につなげることは難しいとお伝えしました。
状況やその人の性格によって結果が左右されてしまうからです。

本質をつかむというのは「より高い階層で理解する」ということです。どういうことかというと、「それは何のために行うのか?」ということを追求するのです。

例えば人間関係の改善についての自己啓発書で次のような内容があったとしましょう(よくある内容ですが)。

  • 笑顔が大切
  • 承認するのが良い
  • とにかくほめる

こうした内容は確かに間違ってはいませんし、人間関係をよくするためには大切なことです。

しかし、これらをテクニックとして使うことで相手との信頼関係が築かれていないと「不信感」や「違和感」を感じさえてしまうことがあります。
場合によっては「コントロールされているんじゃないか」と感じてしまうこともあるのです。

大切なことは「なんのために」これらをやるか?を知ることです。

上記の例だときっと、「良い印象を与える」ことや「人間関係を改善する」ことでしょう。
そうすると、もしかしたら「ちゃんと目を見て話す」「感謝する」といったことのほうが良いかもしれません。

本質をつかむ

このように、本質をつかむというのは高い階層で理解する、つまり目的を明確にし、自分がどういう状況であっても使えるようにカスタマイズできることをいいます。

これができればノウハウコレクターになることなく、必要に応じて自分に合った情報の取捨選択ができるようになるのです。

目標に向かって大量行動するとは?

当たり前ですが、本質をつかむだけでは効果はありません。
学んだことを行動することが最も大切です。

私はこれまで200冊以上もの自己啓発本を読んできたのでだいたい言ってることは同じだと気づきました。
それは「とにかく目標を決めて行動せよ」ということです。
言い方は違えども、著者の体験を付け加えているだけの話であり、伝えようとしていることは同じです。

とはいえ、単に行動すればいいというものではありません。
ここで重要となるのが

  • 目標に向かって
  • 大量行動をする

ということです。

自己啓発をして結果を出すためにはとにかく行動するしかないのですが、それがあなたの望む目標に直結しないのであれば意味がありません。

例えば、「年収を上げたい」と考えているのに「人脈を増やそう」という言葉を真に受け、異業種交流会ばかりに行っても年収が上がるとは思えません。
また、簡単に「独立して起業しよう」というのもきっと違うでしょう。

あなたが「年収を上げる」という目標に向かって本当に必要なことをまずは決めます。

  • 契約をたくさん取る
  • 今の会社で昇進する
  • 副業をする
  • 転職する
  • 起業する

など方法はいろいろありますが、その中で自分にとってベストな方法を選びます。

もし「契約をたくさん取る」ことが目標達成のために必要な方法なのであれば、次にそれに合った行動を考えていきます。

  • コミュニケーションを真剣に学ぶ
  • 笑顔の練習をする
  • 商品知識を正確に身につける
  • クロージング力を磨く

などやるべきことが見えてくるでしょう。

それぞれの方法については自己啓発本やセミナーで紹介している内容もあるでしょうから、自分に合った方法を見つけて、あとは「大量行動」をするのです。

なぜあえて「大量」という言葉を使ったのかというと、何かで結果を出すためには必ず失敗をするからです。

コミュニケーションを学ぶためには多くの人と話をしたり、商談のロープレをしたりしなければなりませんよね。

「成長曲線」というものがあります。これは、何事も最初はなかなか成果が出ませんが、行動し続けることで徐々に要領をつかむことができ、一気に結果が出てくるというものです。

成長曲線
このように自己啓発で結果を出すためには本質をつかむということと大量行動が大切なのです。

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3.より早く確実に効果を出すならコーチングを受けるのがおすすめ

ここまでで紹介してきた内容を実践することで確実に結果は出てくるでしょう。

しかし、より早く確実に効果を出したい!と考えるのであればコーチングを受けることをおすすめします。

「コーチング?」と思われた方も多いと思ったかもしれませんね。
コーチングとは、簡単いうと目標と現状の「ギャップ」を埋めるために対話によって目標達成を支援をすることです。

もう少し具体的に説明すると、対話を行い、コーチが「質問」を繰り返すことでクライアントが心から望んでいることを実現し、クライアントが決めた行動を最後までやり通せるようにサポートすることをいいます。

コーチングとは?

では、なぜコーチングが有効なのでしょうか?

自己啓発をする人には

  • 仕事で結果を出したい
  • 人間関係をよくしたい
  • もっとお金を稼ぎたい
  • とにかく幸せになりたい

など何かしらの目標があるはずです。

こうした目標を実現するためには「目標を設定」し、「達成するために行動」しなければなりません。
ただ、多くの場合、最初の目標の設定方法でつまづいてしまうことがほとんどです。

仕事で結果を出したいのであれば、いつまでにどのような結果を出すのか。それは実現可能なのか、それともさらに上の目標を目指せるのか。

ここまで考えている人は少ないのではないでしょうか?

もしかしたら「本当に達成したい目標ではない」かもしれません。

私たちのクライアントで「年収1000万にしたい」と考えている方がいましたが、その方の価値観について聞いていくと「家族との充実した時間を過ごしたい」とのことでした。
そのためにお金が必要と思い込んでいましたが、もしかすると年収は上がるものの激務になってしまい家族との時間が取れなくなってしまう、それでは本末転倒だということに気づきました。

このように、目標があまり良いものでなかったり、自分の価値観とそぐわないことも多々あります。こうしたことは自分では気づきにくいものです。

そして、次につまづくのが目標達成の方法です。

先ほど、大量行動をすれば良いとお伝えしました。もちろん目標に向かって一直線に全力で頑張れる人はいいでしょう。
しかし、私たちの意志はそれほど強くありません。

「今日は疲れたから明日からにしよう」というように、やるべきことを先延ばしにした経験は誰しもがあると思います。
そうして先延ばしにしてしまうと、いつの間にかやらずに終わってしまうのです。それは新年に立てた目標のように。

さらに、「自分にはできそうにない」「完璧にやらなければいけない」という思い込みも行動の妨げになります。
先述のように思い込みは幼少期に形成されるので、今から変えることは非常に困難が伴います。

目標も明確でやればいいとわかっていても行動できるかどうかは「思考」や「感情」が関わってくるので、残念ながらそう簡単にはいきません。

いわば「わかってるけど、できない」という状態です。

その知識と行動の溝を埋める、それがコーチングです。

海外やスポーツ界ではコーチをつけることは常識となっていますが、日本ではまだまだコーチングについて知られていないのが現状です。
私は多くの時間とお金を自己投資してきましたが、「もっと早くコーチングを受ければよかった」と今でも思います。

本当に達成したい目標があるのであれば、私のように後悔する前に一度コーチングを受けてみることを強くおすすめします。

コーチングについては【図解付き】コーチングとは何か?その全てをわかりやすく解説しますでかなり詳しく紹介していますので興味がある人はぜひご覧ください。

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