「だからお前はダメなんだ!」「こんなこともできないのか。。」と言われると、好きな仕事でもやる気を失くしてしまいますよね。
上司が怖くて職場に行きたくない、仕事を辞めたい、と思っている人もいるかもしれません。
まず知っておくべきことは、「相手を変えることは難しい」ということです。
怖い上司と良好な関係を築くためには、「自分がアクションを起こす」しかありません。
「そんなこと無理だ。。。」そんな感情が生まれたかもしれませんね。
しかし、今回の記事では、職場の怖い上司にうまく対処するための方法を解説していきます。決して難しいものではなく明日からでも使えるものばかりです。
ここの記事で紹介する方法を試してみることで、晴れやかな気持ちで出勤できるようになるでしょう。
上司が怖いと感じている方にはぜひ参考にしてほしい記事です。
この記事の目次
1. 怖い上司への3つの対処法
職場の怖い上司は一刻も早くなんとかしたいですよね。
しかし、焦って対応すると逆効果になることもあるので注意が必要です。
まずは、上司を怖いと思わなくなる3つの方法を紹介します。
取り組みやすいことから順番に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
1-1.クッション言葉を使う
何か相談事をしようとすると、「今忙しいんだけど」と悪態をついたり、嫌そうな態度をとるような「話しかけたときの反応が怖い」上司にはクッション言葉を使うようにしましょう。
ビジネス上の会話で普通に使われているので知っている人も多いと思いますが、クッション言葉とは「お忙しいところすみませんが。。」と、お伺いをたてることです。
普段からクッション言葉を使っている方も多いかと思いますが、頼みごとや相談をするときに、クッション言葉を使うことで、上司は自分が尊重されていると思って悪い気になりません。
その結果、あなたに対する態度も緩和されます。話しかけた時の反応が怖いと感じる人は、クッション言葉を使うようにしてみましょう。
1-2.上司の好きなところを探す
上司の好きなところを探すのも効果的です。
「あの上司に良いところなんてない。。」と思うかもしれませんが、よっぽどひどい上司でない限り1つくらいは思いつくはずです。
人は苦手だと思うと、マイナスの側面ばかり見てしまいます。その結果、どんどん相手のことが苦手になる、という悪循環にはまってしまいます。
しかし、わざわざ人間関係を悪化させて良いことはありません。
毎日意識して「良いところを探そう」と思っていると、不思議と自然と良いところが見つかります。
良いところは、ほんの些細な部分でも構いません。
良いところを見つけることができれば、「怖いところもあるけど、部下の成長を考えてくれているんだな」と考えることができ、徐々に恐怖心を克服できるようになります。ぜひ試してみてください。
1-3.積極的にコミュニケーションをとる
怖いと感じる上司と積極的にコミュニケーションをとることも効果的です。
「話しかけるだけでも怖いのにそんなこと無理…」と思った人もいるでしょう。怖いと思っているうちは、積極的にコミュニケーションを取るなんて難しいことかもしれません。
しかし、あなたが見ているのは「上司としての側面」だけの可能性があります。
- 職場では厳しいけど、オフでは明るい人
- 甘やかしすぎて部下がダメになった経験がある人
- 普段は厳格だけど、家族の前では柔和な人
など、怖い上司でもあなたが見ている面と違う部分を持っていることも珍しくありません。
もしかしたら怖いと感じているのはその人が演じている上司としての「役割」の可能性があります。
だからこそ、なるべく深くその人のことを知るのが効果的です。
例えば、飲み会で話をしてみたり、休日に会社でイベントなどあれば声をかけてみたりと、業務時間外にコミュニケーションを取ることで上司の別の側面を見ることができます。
最初は嫌かもしれませんが、慣れれば「やってよかった」と思うもの。ぜひ一歩踏み出してみてください。
上司のタイプが分かればより効果的!
ここまでで紹介した3つの対処方法は、どのような上司を相手にしても効果を発揮します。
ただし、上司を怖いと感じるポイントが明確だと、さらに具体的な対処が可能になります。
そこでここからは、上司のタイプ別対処法について見ていきます。
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2.怖い上司のタイプ別対処法
もしあなたが上司を怖いと感じる理由がはっきりしていれば、先ほど紹介した対処方法よりも効果的な対策が可能です。
怖い上司のタイプは、大きく分けて次の3つのいずれかに該当します。
- 態度が怖い
- 言動が怖い
- 外見が怖い
ここからは、それぞれのタイプにあった対処方法について解説していきます。
2-1.態度が怖い上司
- 言い方がきつい
- 貧乏ゆすりをしている
- 暴力を振るうフリをする
など、態度が怖い上司には、職場の人を味方につけて対応するのが効果的です。
このタイプの上司は、自分よりも地位が高い人や自分が好きな人を前にすると、このような態度をキッパリやめる傾向にあります。
そのためにも、職場の人とコミニュケーション頻度を増やすのが大切。もっとも効果的なのは、同僚や先輩と仕事の相談することです。
例えば、「もっと早く仕事する方法」や「営業成績の上げ方」など、仕事に関わる相談であれば、喜んでアドバイスをしてくれるでしょう。
そのようにして職場の人とコミュニケーションをとり、味方を増やすのが良いでしょう。
2-2.言動が怖い
言葉遣いが怖い上司は、まともに相手をしないようにしましょう。
- お前は出来損ないだ
- お前に任せた俺が馬鹿だった
- バカなのか?
このような発言は、何気なく発せられていることがほとんどです。
場合によっては、このような言葉を使うことで「自分は有能である」と自己満足に浸りたいだけの可能性もあります。
発言内容に意味がないことも多いので、まともに受け取らないようにしましょう。
どうしてもストレスを感じてしまう場合は、上司の上司に相談してみてみることも有効です。通常であれば、そのような悩みを聞いてくれるはずなので、
相談しても改善しない場合や、これ以上耐えられない!という場合は異動や退職も一つの手段として考えておくと良いでしょう。上司が変われば悩みを解決できます。
退職については「3. 退職を検討する前にやっておきたいこと」で詳しく触れていきます。
2-3.外見が怖い
外見が怖いというのは、人間性の問題ではないので対処はそれほど難しくありません。
- 体型が怖い
- 髪型が怖い
- 服装が怖い
など、外見が怖い上司には、「1.怖い上司への3つの対処法」で解説したように積極的にコミュニケーションをとることが有効です。
外見が怖いからといって、性格まで怖い人だとは限りません。そのため、まずは人間性について知るのが良いでしょう。
直接話しかけるのが難しいときは、職場の人に上司について教えてもらうのも効果的です。その人の人となりを知ることができれば、相手への恐怖が薄れることがあります。
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3.退職を検討する前にやっておきたいこと
どうしても対処が難しいときは、退職するのも一つの手です。
「上司が怖いというだけで退職してもいいの?」と思われるかもしれませんが、あまりにひどい場合や改善されない場合は、あなたが消耗してしまい何のために働いているのかわからなくなってしまいます。
ただし、退職というのは最終手段であることを知っておきましょう。
その前にできることをやってみるようにしましょう。以下では、退職前にあなたが取るべき行動を解説します。
3-1.同僚や地位の高い人に相談する
まずは、同僚に相談してみましょう。職場に共感してくれる人がいるだけでも気持ちが軽くなります。
同僚というものは心強いものです。話しているうちに気にならなくなることもありますので、気軽に相談してみると良いでしょう。
もし根本的に解決するのであれば、その怖い上司よりも地位が高い人に相談するのが効果的です。
「上司が怖くて仕事ができない。。」と言った報告が他にも複数上がっていれば、上司を異動させることができる可能性があります。
3-2.第三者機関に相談する
同僚に相談しても効果が見られないときは、第三者機関に相談するようにしましょう。
労働組合がある会社なら、労働組合に相談してみるのが良いでしょう。
労働組合に相談できない人は、近くの「労働基準監督署」の総合労働相談コーナーに相談してください。以下の厚労省のページよりお住いの地域の総合労働相談コーナーを探すことができます。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
総合労働相談コーナーではいじめや嫌がらせなど、労働に関するあらゆる相談をすることができます。パワハラと言えないような小さな悩みでも相談に乗ってもらえますので、あなたが普段悩んでいることはぜひ相談してみてください。
3-3.それでもダメなら退職を検討しよう!
ここまで紹介した方法をすれば大抵の場合、怖いという意識が薄れていったり、根本的に解決されます。
しかし、ここで紹介してきた方法をやっても解決できないときは、退職を検討してもよいでしょう。
そうした場合は、企業体質になっていたり、上司が態度を変えるつもりがなかったりと、こちらではどうしようもない場合がほとんどです。
「上司が怖いくらいで退職なんて。。。」と考えてしまうかもしれませんが、そもそも仕事は、生活するためにするべきものです。
生きるための仕事で、生命力を削られたり、憂鬱になってしまっては本末転倒。
心が病んでしまい、最悪「鬱」になってしまうことだってあります。そうすると辞めたあとに社会復帰するのも時間がかかってしまいます。
そうになる前に、退職して心機一転することも考えてみてもいいでしょう。
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まとめ
上司が怖い時の対処方法について解説しました。
どのようなポイントを怖いと感じるかは人によって違います。そのため、効果的に対処するためには、「怖いと感じる理由を知る」ことが大切です。
そして、ここで紹介した以下の方法を試してみてください。
どの上司へも使える対応として
- クッション言葉を使う
- 上司の好きなところを探す
- 積極的にコミュニケーションを取る
そして、
- 態度が怖い
- 言動が怖い
- 外見が怖い
というように原因がわかっている場合は、それぞれのタイプに合った対策を取りましょう。
しかし、どうしても対処ができないときは退職するのも一つの手です。心を病んで社会復帰できなくなってしまう前に退職を検討することも頭に入れておくとよいでしょう。