「何度決意を新たにしても上手くいかない。。」と挫折してしまったり、「どうして自分はこんなにもダメ人間なんだろう」と思いつめている人もいるかもしれません。
結論を言えば、目標を立て、行動すれば誰でも自分を変えられるのです。
しかし、それが難しいのです。でも、その方法がわかったら自分を変えられるとしたらどうでしょう?
なぜ自分を変えることが難しいのかを理解し、正しい行動をすれば、変わることは決して難しいことではありません。
多くの人は変えたいと思っていても、間違っている方法をしていたり、正しいやり方をしていても結局続かないで何も変わらないままでいます。
そこで、この記事では、「そもそもなぜ自分を変えることができないのか」ということについて詳しく解説し、その上で、自分を変えるためのやるべきことを紹介します。
「今すぐに自分を変えたい!」そんな気持ちを持つあなたにぜひ読んでいただきたい内容です。
この記事の目次
1.どうして自分を変えられないのか?
まずはあなたが何度自分を変えようとしても変わらない理由について説明したいと思います。
自分を変えられないと、「自分はダメなやつだ。。」と思ってしまいますよね。
でも、実は自分を変えるのが難しいのは生物として当たり前なんです。
そもそも人間には、変化を嫌う特性「ホメオスタシス(恒常性)」が備わっています。これにより、いつもと違うことをするとストレスがかかり、いつもの自分に戻ろうとしてしまうのです。
ダイエットが良い例です。2週間の間、食を我慢して体重を落とせたとしても、気を緩めると暴食して体重が戻ってしまうことがありますよね。
これは、「自分は太っているのが普通の状態」と無意識に思っているため、痩せている状態や食事が少なくなったことに違和感があります。
その結果、ホメオスタシスが働き、元の状態に戻ってしまいます。
また、勉強や運動を始めようとして、「そもそもやっていない自分」が普通なので、それらをやろうとすることは「変化」になるので、結局いつもの自分(やらない自分)に戻ってしまいます。
このように、人間には恒常性があるため自分を変えるということは難しいのです。しかし、自分を変えるのは不可能だと言うわけではありません。
自分がどのようになりたいのか、どうやって自分を変えるのかをしっかり計画をたてて自己変革に取り組めば、自分を変えることは可能です。
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2.自分を変えるために絶対にやるべき5つのコト
ここからは、自分を変えるためにやるべき5つのことについて解説していきます。
これらの5つを行えば、どのような人も理想の自分に近づくことができるはず。ぜひ、参考にしてください。
2-1.今の自分を知る
まず、自分を変えるときは、自分と向き合うことから始めましょう。
- これまでどのような人生を歩んできたのか
- なぜ、自分を変えたいと思っているのか
- どのような自分になりたいと思っているのか
自分を変えるのは簡単なことではありません。そのため、自分を変えるべき理由をはっきり自覚できなければ、途中で挫折してしまいます。
あなたの人生を一度棚卸ししましょう。そして、これからどうありたいかを見つめ直すのです。
だからこそ、今の自分の正直な気持ちと向き合うことが重要です。
2-2.目標を定める
次に、どのようになりたいのか目標を決めましょう。
- 年収1000万円稼げるようになる
- 部下から相談を受ける尊敬される上司になる
- 家族が笑顔で帰りを待っているような理想の親になる
など、どのような状態になれば「自分は変われた!」と言えるのかをはっきりさせておきましょう。
このとき大切なのは、達成有無を「YES or NO」で判断できる状態にしておくことです。
これは必ずしも「数値」で表せるものでなくても構いません。
例えば、
良い例
- 部下から相談を受ける人になる
- TOEICで1年後に900点を取る
- ダイエットして3ヶ月後にウエストを5cm細くする
悪い例
- 尊敬される人になる
- TOEICで900点を取る
- ダイエットをして痩せる
悪い例の場合、目指す姿が曖昧だと目標を達成できているのか、近づいているのかわかりません。
そのため
- 達成できたかどうかがわかる
- 数値化する
- 期限を決める
これらを守ることで、よりリアルに目標として実感することができモチベーションを保つことができます。
悪い例を立ててしまうことで、目標を達成する過程で諦めてしまうことが多くなります。
自分を変えるには正しい目標を立てることが重要なのです。
2-3.期限を決める
どのような人になりたいかが決まったら、次はその状態になるまでの期限を決めましょう。
達成するまでの期限までが遠すぎると途中で投げ出してしまう可能性があるので、6ヶ月前後で設定すると良いでしょう。
先ほどホメオスタシスのところで解説しましたが、人は変化するのが苦手です。
そのため、期限が決まっていなければ、「後でいいか」と後回しにすることが続き、達成できなくなってしまいます。
ですので、いつまでに自分は変わっている必要があるのか期限を設けるようにしましょう。期限を決めるときは、次の順番で考えると良いでしょう。
(1) 最悪の場合、いつまでなら達成できそうか
(2) 理想を言えば、いつまでに達成したいか
(3) いつまでなら、現実的にできそうか
例えば、
目標:部下から相談を受ける人になる
(1) 最悪、1年後にはできそう
(2) 理想を言えば、部下が配属される3ヶ月後まで
(3) 勉強に充てる時間を考えると、4ヶ月後くらい
ポイントは、120%頑張ったとして、いつまでならギリギリ達成できそうか、自分と相談しながら決めることです。
2-4.行動計画を立てる
なりたい自分と、いつまでに変わるかを決めることができれば、次に必要なのは行動計画を立てることです。
目標を立てても、行動しなければ絵に描いた餅になってしまいます。まずは、目標を達成するためにどのような行動が必要なのかを明らかにしましょう。
目標:部下から相談を受ける人になる
期限:4ヶ月後
行動計画
・週に5冊は部下の指導に関する本を読む
・毎日1回は全員の部下と話す時間を作る
・部下の相談は、何よりも優先する
など、理想の自分になるための行動を洗い出します。どのような行動をすべきかわかれば、とにかく行動するだけです。
2-5.とにかく3週間やる
計画ができれば、必要なのは行動することだけ。しかし、何も考えずに行動に移すと、3日坊主に終わってしまうことも少なくありません。
これまでいろんな計画を立てたけれど、結局何も変わらなかった、という人は多いと思います。そのような人は、間違いなく継続する習慣がなかったのでしょう。
自分を変えるためには必ず、決めたことを行動を習慣にする癖をつけましょう。
同じ行動を3週間毎日続ければ習慣になると言われています。そのため、とにかく3週間は続けることだけを意識するようにすれば良いです。
習慣にさえできれば、無意識のうちに行動できるようになるので、自分を変えるのは難しくなくなります。
とはいえ、「怠け者の自分には習慣化すること自体が難しい」と思っている人もいるかと思います。
そこで最後に、習慣を作るためにできる3つのことをお伝えします。
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3.自分を変えるための「習慣力」を高める方法
人間はよほどのことがない限りついサボってしまう生き物です。これは多くの方が実感していることだと思いますが、逆にいうと、習慣化し継続さえできれば自分を変えることは十分にできるということなのです。
そこで、習慣化するのが苦手な人は、とにかく次の3つを試してみましょう。
- 見えるところに目標を貼る
- 公言する
- スイッチを用意する
以下で詳しく説明します。
3-1.見えるところに目標を貼る
まず、毎日見えるところに目標を貼ってください。
よくテレビなので受験生が「東大合格」といった紙を壁に貼っているシーンを見たりするかと思いますが、実はあれば非常に効果があるのです。
なぜなら、人は目標を意識しなければ忘れてしまうからです。
いくら意気込んでなりたい自分をイメージして計画を立てても、普段忙しかったりするとついそうした目標を忘れてしまい、「まぁいいや」となってしまいます。
英語やダイエットの目標を年始に掲げても結局仕事や学校が忙しくなると辞めてしまいますよね。
目標を絶対に達成するためには、目に見える場所に目標を貼り、常に意識できる状態を続けることが必要不可欠です。こうすることで、「無意識」にその目標があなたの頭の中に入り込み、行動を加速させるのです。
場所はどこでも構いません。デスクの前に置いたり、朝食を食べるテーブルに貼って置いたり、目標をいつでも見れるように、目につく場所に貼るということが大切なのです。
3-2.周りに公言する
次に、決まった目標を周りの人に公言することも効果的です。
例えば、「ダイエットしてて〇〇キロ痩せる」「仕事でこうした結果を出す」「資格をとる」なんでも良いですが、これを知人や友人に公言しましょう。
「自分は〇〇になる」と言ってしまうと、達成できなければ恥ずかしい思いをしてしまいます。
また、一度話すと、「この前言ってたあれ頑張ってる?」と話題になるでしょう。そうするとますますやらなければならないと思うはずです。
要は理想のあなたに近づくために「強制力」を持たせるということです。
人は他人に悪く思われたくない動物です。公言することで、「ダメだったね」と思われないように頑張れるようになります。
ぜひあなたの理想を周りに伝えてみましょう。
3-3.スイッチを用意する
自分を変えるのは簡単にできることではありません。そのため、達成を諦めそうになったり、積極的に行動できなくなることが考えられます。
そのような場合に備えて、「これをすれば、やる気が出る!」というスイッチを作っておきましょう。
例えば、
- 思い入れのある音楽
- 感動した映画
- やる気の出る本
など、これまでの人生で、あなたの行動を後押ししてくれるものがきっとあるはずです。
諦めそうになった心を支えてくれるものを用意しておくことで、挫折するのを防ぐことができます。
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4.自分を変えたいと思ったとき読むべき3冊の本
最後に、自分を変えたいと思った時に参考になる本を3つ紹介しておきます。
どれも自分を変えるために学びたいことが詰まった本なので、必ず役に立ちますよ。ぜひ参考にしてください。
4-1.7つの習慣
7つの習慣は、スティーブン・R.コヴィーのベストセラー著書。
自分を変えるために必要な次の7つの習慣について書かれています。
第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:Win-Winを考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を砥ぐ
とても分厚くて読み切るのは大変ですが、この7つの習慣を全て理解し実践することで、どのような人も確実に尊敬される人になれるほど網羅的な内容が書かれています。
読めば読むほど学びに出会える、良書なので読んで損はありません。
自分を変えたいけど、何から手をつけたらいいのかわからない!という人は、本書に書かれていることから取り組むのがおすすめです。
4-2.スタンフォードの自分を変える教室
人生を変える教室もベストセラーの1つ。心理学者が書いているため、7つの習慣よりも科学的な裏付けがしっかりと紹介されています。
自分を変えるために必要な「意志を伸ばす方法」なども書かれている実践的な1冊です。
4-3.必ず出会える! 人生を変える言葉2000
とにかく名言に背中を押されたい人には、「必ず出会える! 人生を変える言葉2000」がおすすめです。
7つの習慣や人生を変える教室のような実践的な内容ではありませんが、ペラペラとページをめくるだけでやる気がみなぎってきます。
名言をシャワーのように浴びて、やる気を高めたい時に読みたい1冊です。
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まとめ
自分を変えるために必要なことについて解説しました。
自分を変えるのは簡単なことではありません。しかし、しっかりとした目標を持って地道に行動すれば、誰でもなりたい自分になることができます。
ぜひ、諦めずに取り組んでくださいね。