「なんでこの通りにやらならいんだ!」
ちゃんと言われたとおりに仕事をしているのに、このような理不尽なことを言う上司に悩まされているのではないですか?
「失敗したら俺が責任を取る!」と言っていたのに失敗してから怒られたり、毎日のように変わる指示に頭を抱えている人もいるかもしれません。
上司の理不尽さにイライラしてしまい言い返してやろう!なんて思っている人もいるかもしれません。
しかし、そのような上司に対して感情的になるのは得策ではありません。下手をするともっとひどくなってしまうこともあります。
また、「仕事を辞めたい。。」と憂鬱な気分になってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、こうした理不尽な上司への対処方法を身につけることで、あなたが退職しなくても理不尽な上司による悩みを解決できることがあります。
この記事では、そんな理不尽な上司に上手に対処するための方法について解説していきます。
理不尽な上司に対してストレスを抱えている方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
1.まず覚えてきおきたい対処の基本姿勢
まずは、理不尽な上司と向き合うときの基本的な姿勢について説明します。
特に意識するべきことは、次の3つです。
- 感情的にならない
- 上司を別の人間だと思う
- 上司の人間性は変えられないと知る
それぞれ詳しく説明します。
1-1.感情的になって反論しない
上司がどのような発言をしたとしても、感情的になって反論するのは避けましょう。
そもそも、理不尽な上司は「部下よりも自分が優秀だ」と思っていることが多いため、部下からの意見を受け入れることがありません。
そのため、いくら正論をぶつけたとしても聞く耳を貸しません。
むしろ、「言い訳するとは何事だ!」とヒートアップしてしまう可能性があるので、感情的になって反論するのは控えなければなりません。
1-2.上司を別の人間だと思う
反論するのは避けるべきだと言いましたが、ただ単に怒られているだけだと我慢しきれないかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、上司と自分は全く別の人間だと割り切って考えるようにしましょう。
「あー、こんな上司もいるんだなぁ」と、一歩引いて考えることができれば自然と怒りは湧き上がらなくなります。
1-3.上司の人間性は変えられないことを知る
そして、「上司の人間性を変えることはできない」と肝に命じておくのも大切です。
当たり前だと思うかもしれませんが、人間関係においてこうした「他人は変わらない」という考えは非常に重要です。
理不尽な上司を前にすると、つい「上司の性格が良くなればいいのに」「私のことをもっと考えるようにしてほしい」と思うかもしれません。
しかし、基本的に他人の性格を変えることはできないので、上司に変わってもらうよりも自分が理不尽な扱いを受けないように変わることが重要です。
では、どうすれば良いか。次に上司のパターンごとに対処方法をお伝えします。
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2.上司のパターン別対処法
ここからは、理不尽な上司の具体的な対処方法について以下のパターン別に見ていきます。
- 仕事の指示がすぐに変わる上司
- 指示通りにやったのに怒る上司
- 無責任な上司
自分の上司に該当しそうな上司についての対処法を参考にしてみてください。
2-1.仕事の指示がすぐに変わる上司
毎日のように仕事の指示が変わったり、前までと言っていたことが違うという上司に悩まされている方も多いかと思います。
以前の指示に従って仕事を進めていたのに、「なんでそのやり方をしているんだ!このようなやり方でやれ!」と叱られることがあります。
このような上司は、以前の指示を覚えていないことも多いです。そのため、対処するためには次のようなメモを取っておくことが大切です。
△月△日、山田上司の指示変更:仕事はB→A→Cの順で行う
このように、誰がいつ指示したのかをメモを取っておくことで、上司の怒りを鎮めることができるようになります。
あなた :あ、そうでしたか。すみません。いつも指示内容はメモしてるんですが、△月△日の指示でこの順番と教えていただきました。メモできていなかった可能性があるのですが、最近変更がありましたか?
山田上司:あー、そう言ってたか。あれから変更があって・・・
ポイントは上司を責めないことです。上司を責めてしまうと「人のせいにするのか!」と怒りが増すことがあります。
そのため、メモを見せながら「どの指示に従うべきですか?」と聞くのが良いでしょう。
2-2.指示通りにやったのに怒る上司
「これはこの順番でやってね」と上司から指示され、その通りにやって失敗すると怒る上司がいます。
このような場合も、指示を受けるときにメモを必ず取り、メモを見ながら相手の指示内容を確認する癖をつけましょう。
ちょうど、レストランで注文したときのオーダー確認のようなイメージです。
あなた :A→B→Cの順番ですね。メモを取りました。他に注意すべきことはありませんか?
山田上司:特にないかな。
あなた :わかりました。では、A→B→Cの順番でやって見ます。
このように、言質をメモに取っておくともしトラブルが発生したときも、必要以上に責められることがなくなります。
あなた :B→A→Cですか?!(メモを見せながら)先ほど、A→B→Cだと指導いただいたのですが…
このように、事前にメモを取っておくことで「指示内容と違うことをするな!」と言われたときに、どこが違うのか?という建設的な話ができるようになります。
2-3.無責任な上司
自分の失敗を部下に押し付けたり、「俺が責任を取るから、自由にやって!」と言っていたのに、いざ失敗すると「どうしてくれんの、君の責任だよ」と責任転嫁してくる上司がいます。
このような無責任な上司は、最も扱いが難しいと言えます。最悪の場合、部下のあなたが失敗の責任を押し付けられて退職を迫られる可能性もあります。
そのような事態を避けるためには、録音機を使って発言の記録を取るようにしましょう。
どのような指示を受けたのかをしっかりと録音に残しておけば後から問題になっても人事などに相談できるようになります。
あなた :(録音しながら)わかりました。
後日
あなた :Aの仕事終わりました!
山田上司:Bはどうなってるの?失敗したら君の責任だよ!
このような事態になっても、「Bは俺がやっとくから」という音声を録音できていればそれが証拠となえいます。
「どうにもならない!」というときに人事などに相談する際にこの録音を聞かせることで証拠となるので、しっかりと記録を取るようにしましょう。
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まとめ:とにかく発言を記録するようにしよう!
理不尽な上司への対策について解説しました。
まずは以下の3つを基本姿勢として知っておかなければなりません。
- 感情的にならない
- 上司を別の人間だと思う
- 上司の人間性は変えられないと知る
そして、理不尽な上司を適切に対処するためには、とにかく発言を記録するのが大切です。
しっかりと発言を記録し、上司のミスを指摘しない形で事実確認をすれば上司の怒りを鎮めることができます。
ここに書いてあることを実施すれば、理不尽な上司に悩まされることがなくなりますので、明日からぜひ試して見てください。