コミュニケーション力を向上させるために本当に大切なこと【苦手な人必見!】

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社会で生きていくうえで他人とのコミュニケーションは欠かせませんよね。

コミュニケーションの力は以下のような場面で重要になると考えられるでしょう。

  • 職場での良好な人間関係の構築
  • 部下や後輩への的確な指示出し
  • 接客や取り引き先との成果に繋げるためのビジネストーク
  • 円満な家庭を築くためのふれあい
  • 心を許し合える友人作り
  • 互いを尊重できる恋人作り

しかし、

「コミュニケーションが苦手で困っている」
「自分はコミュ力を上げたいのにどうすればいいかわからない!」

コミュニケーションは定義が広く、このようにコミュニケーション力を上げる方法についてよくわからない人も多いかと思います。

世界最高学府ハーバード・ビジネス・スクールが行った「対人関係スキル」の重要性の研究によると、コミュニケーション能力がある人は、ない人の約2倍もの年収の差が出るという結果が出ています。

よく言われる「コミュニケーション能力が高い人は聞き上手」だというのは、なぜでしょうか?

この記事では、コミュニケーション力を向上させるために大切なポイントを紹介していきます。
根本的にコミュニケーション力を上げたいという方はぜひ最後まで目を通してみてください。

※ここでは、プレゼンや交渉術のようなビジネスコミュニケーションについては触れません。こうしたことも基本があってこそなので、まずは本記事を見ていただくことをオススメします。


1.そもそもコミュニケーション能力とは?

ビジネスでもプライベートでも大切になるコミュニケーション能力ですが、そもそも「コミュニケーション能力」とは、どのようなものなのでしょうか?

「話す力=コミュニケーション力」と思われがちですが、コミュニケーション能力は大きく以下の二つに分けられます。

  • 伝える力
  • 受け取る力

「この人の話はとてもわかりやすい」と感じさせるのは、伝える力によるものです。
一方、「この人に話をして良かった」と感じさせるのは、受け取る力の影響になります。

そして「この人とまた話をしたい」と感じさせられるのは、両方の力が必要になってきます。

コミュニケーションというのは一方通行のやりとりではありません。
話をしたり、話を聴く機会を通じて、相手と信頼関係を築くための力。それがコミュニケーション能力なのです。

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2.コミュニケーション能力が高い人の特徴

それではコミュニケーション能力が高い人の特徴を、要素ごとに確認していきましょう。

2-1.わかりやすく伝えられる

まずは「伝える力」です。

コミュニケーション能力が高い人はとにかく「わかりやすく伝える」ことが上手です。

例えば、コミュニケーション能力が高い人は難しい専門用語などは極力使わず、相手が理解できるように話をします。
それは、伝えることで満足せずに、伝わることを強く意識しているからです。

池上彰さんの話し方をイメージしていただけるといいのではないでしょうか?
話を聞いていてとてもわかりやすいと思いますよね。

ですので、一見話すのが上手そうに見えても自分だけがわかるような話し方や、言ってることが理解できない、というのではコミュニケーション能力が高いとはいえません。

また、コミュニケーション能力が高い人は、相手が理解しやすいように相手が聞き取りやすいペースや声のボリュームで話をします。
これも相手のことを考えているからこそいえることです。

コミュニケーション能力が低い人は、伝えることに必死になってしまい、早口になってしまったり、自分で確認できるほどの小さな声量で話をしてしまうので、なかなか伝わりません。

さらに、コミュニケーション能力が高い人は、相手がイメージしやすいように例え話を入れたり、偉人の言葉を引用したります。

このような例え話などを「メタファー」と呼びます。

弊社で扱っているサービスはいわば御社の「コンシェルジュ」のようなものです。社員のスケジュールを把握し、ベストなタイミングで営業活動をできるようにして効率化を図ります。

失敗することは問題ないよ。アインシュタインは「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である」と言っているようにね。

このようにコミュニケーション能力が高い人は、メタファーを活用し、そしてイメージしやすくして伝えることができます。

まさに腑に落ちる話ができるのが、コミュニケーション能力の高い人の特徴といえます。

2-2.熱心に話を聴くことができる

続いてコミュニケーション能力を形成するもうひとつの要素、「受け取る力」についてです。

コミュニケーション能力が高い人は、相手への興味や関心が強いので、それが聴き方に現れます。

誰もがコミュニケーションの達人だと感じる明石家さんまさんですが、一見おしゃべりがとても上手だと思われますよね?
しかし、司会をしている様子を見ると、ゲストが話しやすくするような質問をしたり、しっかりと話を聴いているというのがわかります。

このように本当にコミュニケーション能力が高い人というのは、話すだけでなく熱心に相手の話を聴く能力も長けているのです。

一番のポイントは、「自分に興味を持ってくれている」「自分の話を素直に受け止めてくれる」と相手に感じさせることができるということでしょう。

相手の話を遮ってまで自分の話をしようとする人がいます。

一見、おしゃべりでコミュニケーション能力が高そうに見えますが、相手にとっては一緒に話していて気持ちがいはずもありません。
これはコミュニケーション能力が高いとはいえません。

相手の話をしっかり聴くということは、コミュニケーションにとって自分の話をする以上にとても大切な要素なのです。

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3. コミュニケーション能力を向上させる方法

3-1.わかりやすく話すためには「PREP」を意識して伝える

コミュニケーション能力が重要だと認識はしているものの、コミュニケーション自体にはコンプレックスを抱いている人も多くいるのではないでしょうか?

例えば、思っていることを上手く相手に伝えられず、「結局どういうこと?」と言われてしまうようなケースです。

プライベートにおける雑談ではあまり気にしなくてもいいですが、仕事においては、部下への指示出しや取引先へのプレゼンテーションなど、できるかぎりわかりやすく相手に伝えなければならない場面は多々あります。

では、どうすれば「伝える力」「伝わる力」を高めることができるのでしょう?

まずは、話す内容をしっかり整理してから伝えるようにすることが大切です。
そこでポイントになるのが「PREP」の流れです。

PREPは有名なのでご存知の人も多いかと思いますが、話を伝える上では非常に重要なのでぜひ意識しておきましょう。

  • P「Point」結論や要点 ⇒ 目的を明確にするため結論から話をする。
  • R「Reason」理由 ⇒ 結論に至った理由を話す。
  • E「Example」具体例や例え話 ⇒ 説得力を高めるために具体例を用いる。
  • P「Point」結論や要点 ⇒ 改めて結論を強調する。

PREPを用いた伝え方の例としては以下のようなものがあります。

P「私は今回~のプロジェクトを立ち上げることをご提案します」
R「なぜなら現代のマーケットでは~の傾向だからです」
E「まさに今回のプロジェクトは~社をV字回復させた~の商品を開発した際と同じ画期的なチャレンジです」
P「大きな成果を期待できるからこそ、私はこのプロジェクトを強くご提案いたします」

このように先に結論を伝え、そこに至った経緯を話していくと伝わりやすくなります。ここにメタファーを効果的に用いるとさらにイメージしやすくなるでしょう。

3-2.類似性の法則を意識して話をする

コミュニケーションを円滑にするために「この人の話は聞きやすい」「話を聞いてもらって安心する」といった雰囲気作りも大切です。

人は自分と共通点のある相手に好感を持ったり、心を開く傾向があります。これを「類似性の法則」と呼びます。

コミュニケーションの際には、以下のような点を相手に合わせることで、相手は類似性を会話が盛り上がったり、信頼度が増したりします。

  • 話をするスピード
  • 話をする声のトーン(高い、低い)
  • 声の大きさ
  • 話をする際の表情
  • 話をする際の仕草

例えば、静かな口調の相手に対し、大きな声で勢いよく話続けると「この人は自分とは相性が合わない」と心を閉ざしてしまう可能性があるでしょう。

相手が盛り上がって話しているのにこちらのリアクションが薄かったらどう感じるでしょうか?きっと、つまらないなと思うはずです。

自分の言動が相手にとってどう感じるかは、相手の立場に立って考えてみると理解することができます。(これをポジショニングと言ったりします)

相手をよく観察し、類似性を感じさせることがコミュニケーション能力を向上させる方法のひとつなのです。

3-3.相手を受け止めるための傾聴のスキル

相手の話を聴く際にはどのような点に注意していけばいいのでしょうか?

すでにお伝えしましたが、大切なのは相手が「自分の話に興味を持ってくれている」「自分の意見を受け止めてくれる」と感じられることです。

それが信頼関係構築に繋がっていきます。

この相手が「自分の話を聞いてもらってる」と感じてもらうためには「傾聴」というスキルが効果的です。

もちろん、ただ話を聞くのではなく、熱心に話を聴き、相手がもっと話をしたくなるようなリアクションをすることもポイントです。
具体的には以下のような方法は効果的です。

  • 真っすぐに相手の目を見て話しを聴くことができる
  • 頷きながら話を聴く
  • 相手の話を否定したり、自分の価値観を押し付けたりしない(NGの例「でもそうかな、私だったら~だと思うよ」「それはおかしいよ。一般的には~じゃない?」)
  • 相手の話を肯定するように要約して言葉にする(例「そうか、~って思ったんだ」「●●さんは、~って考えたわけだね」)
  • 興味を持ってさらに深く掘り下げるような質問をする(例「じゃあ、~の場合だとどうなるの?」「面白いね。~についてもっと話が聞きたいな」)

このように単に耳で話を聞くのではなく、リアクションなども含めて「全身で聴く」というのがポイントです。

例え自分の価値観とは正反対の意見であっても、まずは受け止めることが大切です。
その場合、受け入れる必要はありません。「あなたは~だと考えているんですね」という反応だけで、相手は自分を受け止めてもらったと感じます。

そうすればもっと本音で話をするようになり、より信頼感は増していくのです。

とことん相手の話を聴き、自分の話はしないと決めて会話を始めると傾聴のスタイルに近づけます。

例え相手に非があるなと感じるような話であっても、まずは受け止めて、信頼関係が構築されてから、アドバイスなどはするべきです。

傾聴はコミュニケーションにおいて非常に重要です。詳しくは良好な人間関係を構築する「傾聴力」の重要性と高めるための正しい方法の記事もぜひあわせてご覧ください。

3-4.モデリングをする

この記事を読んでいる方は、できれば早く確実にコミュニケーション能力を向上されたい!と考えているのではないでしょうか?

ここで紹介したいのが「モデリング」という方法です。

モデリングは、心理学用語で「観察学習」と言われるように、実際に目標を達成した人や、成果を出した人を徹底的に「真似」をすることです。
これにより驚くほど効率的に目標に近づくことができるのです。

職場であれば同僚や先輩に、コミュニケーション能力が高いなと感じる人がいるのでしたら、そういった人の話し方、聴き方といったものをよく観察して真似をすると、コミュニケーション能力が効率良く向上します。

仮に職場にそういった理想的な人がいない場合は、テレビに出演しているアナウンサーや芸能人でも構いません。

テレビであれば細かい表情や仕草などまで確認することができます。
その他にも、どのようなテンポで話をすると聞きやすいのか、どのようなメタファーが効果的なのかなど勉強になることはたくさんあります。

「他人の真似をするなんて恥ずかしい」「オリジナルでなければうまくいかない」と考えている人も多いかもしれませんが、それは誤った思い込みです。

一から十まですべてオリジナルで取り組むことは、時間と労力をいたずらに費やすだけで効率的ではない場合も多いです。

まずは、あなたがコミュニケーション能力が長けている、真似したい!と思う人を見つけてみましょう。

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まとめ

今回は「コミュニケーション能力を向上させる方法」についてお伝えしてきました。

コミュニケーション能力は、話す力と聴く力を高めていくことによって鍛えることができるということを理解することが大切です。

コミュニケーション能力の高い人の言動を参考にしていくことで、自分のコミュニケーション能力を効率よく向上できますので、常に他人のコミュニケーションの場面を観察してみましょう。

ぜひコミュニケーション能力を高めて、充実した人生を歩んでいってください。

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